パテック フィリップに夢中

パテック フィリップ正規取扱店「カサブランカ奈良」のブランド紹介ブログ

腕時計の商品寿命は比較的長い。使われ方次第ではあるが半永久的とも言える(オーナーの元で愛用される)製品としての寿命では無く、我々流通業者が販売をする期間であるデビューから生産中止(ディスコン)までの店頭での販売期間の方の寿命である。時計ビジネスに携わり始めた30年程前より今の方がどのブランドも少し短めになった気はするけれども・・
もちろんパテック フィリップのタイムピースにもこの寿命はあって感覚的ながら長い物は十数年、平均は5年から7年くらいか。短いものはたった一年という短命モデルもある。パテックでは同一モデルの年間生産数はある程度決まっているので寿命が短ければ短いほど市場投入された個体数が限られる。オークションにおけるアンティークウオッチの落札価格がその希少性によるところが最も大きいのは明らかなので、将来のお宝度合いは数量限定モデルの次に来るのが短命モデルと言う考え方も出来る。
本日ご紹介は既に文字盤違いや素材違いで取り上げ済みながらもそんなお宝2点。共通点は今年生産中止発表後に入荷してきた事と短命モデルだった事だ。
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Ref.5710R-001は2016年デビューから2年しか生産されなかった手巻きクロノグラフ。商品詳細は紹介済みの5170G-001(廃番)及び5170P-001(唯一の現行)をご覧いただきたい。ローズゴールドの優し気な色合いに暖か味の有るクリーム系の文字盤上に2カウンターの目玉、このクロノグラフ実にあっさりスッキリしている。ブレゲ数字がカジュアルさを演出するので、さりげなく普段使いという究極に贅沢な一本だと思う。

Ref.5170R-001
ケース径:39.4mm ケース厚:10.9mm ラグ×美錠幅:21×16mm 
防水:3気圧
ケースバリエーション:RG、PT
文字盤:シルバリィ オパーリン ゴールド植字ブレゲ数字インデックス
ストラップ:手縫いシャイニー(艶有)チョコレートブラウンアリゲーター 
バックル:フォールデイング(Fold-over-clasp)
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Caliber CH 29-535 PS:コラムホイール搭載手巻クロノグラフムーブメント
直径:29.6mm 厚み:5.35mm 部品点数:269個 石数:33個 受け:11枚 
パワーリザーブ:最低65時間(クロノグラフ非作動時)クロノグラフ作動中は58時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:ブレゲ巻上ヒゲ
振動数:28,800振動

2018年6月18日現在 店頭在庫あります。価格はお問合せ下さい。

もう一点はわずか一年で今年ディスコンとなったRef.5960/1A-010年次カレンダー搭載フライバッククロノグラフ。昨年まで人気を博した白文字盤5960/1A-001と入れ替わりでデビューしたばかりの黒文字盤。いづれもがスポーツ系のノーチラスとアクアノート以外ではパテック フィリップ唯一のメンズステンレスモデルだった。昨今ノーチラスとアクアノートのスポーツ系の人気が凄すぎて、我々も含めてパテックのステンレスモデルは当たり前の様な錯覚をしているがスポーツシリーズ以外にステンレスモデルは現行でラインナップが無くなってしまった。逆にRef.5960のステンレスバージョン誕生が例外的だったと言うべきで、限定などを除いてステンレスは殆ど作らないブランドがパテックである。その意味でこのディスコンモデルの希少性はとても高い。
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センターローターに垂直クラッチ、さらに年次カレンダーモジュールを組み込めば流石に厚みはそれなりとなる。画像は使い回しですみません。
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Ref.5960/1A-010 年次カレンダー自動巻きクロノグラフ

ケース径:40.5mm ケース厚:13.5mm ラグ×美錠幅:21×16mm 
防水:3気圧
ケースバリエーション:SS、WG
文字盤:エボニーブラックオパーリン ゴールド植字バーインデックス
ブレスレット:両観音クラスプ付きステンレス5連ブレス 抜き打ちピン調節タイプ 

ムーブ画像も使い回しです。
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Caliber CH 28-520 IRM QA 24H:年次カレンダー機構付きコラムホイール搭載フルローター自動巻フライバッククロノグラフムーブメント

直径:33mm 厚み:7.68mm 部品点数:456個 石数:40個 受け:14枚 
パワーリザーブ:最低45時間-最長55時間(クロノグラフ作動時とも)
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)

2018年6月18日現在 店頭在庫あります。価格はお問合せ下さい。


文責:乾

カラトラバ5196P

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今月はユニークなレアモデルが連続で入荷してくる。前回の年次カレンダーレギュレーターRef.5235と同様に展示会サンプルが無い(来た事が無い)手巻きカラトラバのクンロクケースのRef.5196P。モデル的にはパテックを代表するシンプルウオッチの極みでどちらの正規店でも最低一本は何色かの18金モデルが並んでいるド定番。ところがプラチナは製造数が極めて少ないらしく入荷予定が全く読めないレアモデルとなっている。
上の画像でリーフ針とブレゲスタイルのアラビアインデックス、さらにベゼルもほぼ黒に見合える。だが、ラグを見るとケースはポリッシュ仕上げされており撮影時にブラックアウトしたものと判る。
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角度を変えて実機に迫って撮るとブラックアウトするもののだいぶ印象は変わる。ともかくこの仕様は撮影が困難なので実機を見るに限るが、殆ど並ばないので今は"チャンス!"
6時の真下にはケースにラウンドダイアモンドがプラチナ製である証として埋め込まれている。これは現会長のフィリップ・スターン氏が1970年代にご自分のプラチナウオッチにカスタムで埋め込んだものが社内で評判になり標準仕様となったものである。
さて、この少しノスタルジックな文字盤は完全な復刻デザインである。カラトラバ初号機Ref.96がリリースされた1932年のわずか6年後の1938年から1960年代にかけて長く製造されたRef.570の40年代の代表的な文字盤だったようだ。
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右のプラチナ製は1992年にパテック社によって文字盤交換されているミュージアムピースで、針もインデックスも18金製で極めて現行の5196に近い。それもそのはずで注釈に2004年バーゼルでのRef.5196デビューの際の原型と説明されている。機械は当時の手巻きCal.12'''-120。厚さ4mm、直径26.75mm。現行のCal.215と比べると1.45mm厚く、4.85mmも大きいがケース径は35~36mmとわずかに小さい。厚みは現代の方が若干薄い。まあ当時は薄く小さくを心掛けたムーブを素直に頃合いのケースで包み込んでいた時代だったと思われる。今気づいたが1940年代初頭と言うのは第二次世界大戦の戦時下である。アラビアインデックスの採用には影響が有ったのかもしれない。
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久々に撮るソリッドな裏蓋。現行のほぼすべての機械式モデルが裏スケルトン仕様であるパテックコレクションの中で、正に希少なノーマルケースバックモデル。今年40周年のアニバーサリーイヤーを迎えたゴールデンエリプスの定番2型(RGとPT)とこちらの5196のみの特別仕様?になっている。
僅かに空気が入ったかのような保護シールもスケルトンモデルには無い特別感?が・・・
ラグの裏4か所には、下のピンバックル裏側と共にPT950のホールマーク等がしっかり刻印されている。
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イエローゴールドモデル紹介時にも撮った再度ビューを再撮影。個人的には最もパテックを代表する優美なフォルムだと思っている。リューズ左下側の不自然な修正はフォトショギブアップしました。修行の一環と言う事で・・
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18金モデルのバーインデックスに較べてアラビアインデックス+2トーンカラーダイアルの組合せは上品やエレガントと言うよりも遊び心が有って個性的である。それを敢えてプラチナケースでやると言うのがパテックの余裕。決して万人受けするモデルでは無いと思うが、一目惚れの人には堪らない魅力を感じさせる一本に違いない。

Ref.5196P-001

ケース径:37mm ケース厚:7.68mm ラグ×美錠幅:21×16mm 防水:3気圧
ケースバリエーション:PTの他にYG,WG,RG,
文字盤:ツートーンシルバリィグレイ ゴールド植字インデックス
ストラップ:シャイニー(艶有)ブラックアリゲーター

Caliber:215 PS

ムーブメントはパテックを代表する手巻キャリバー215PS。構成部品たった130個の完全熟成の名機に2006年に発表されたシリコン系素材Silinvar®「シリンバー」採用の革新的なSpiromax®スピロマックスひげゼンマイが搭載されたことで耐磁性と耐衝撃性が格段に向上している。まさにパテック フィリップの哲学"伝統と革新"を体現した頼もしいエンジンである。

直径:21.9mm 厚み:2.55mm 部品点数:130個 石数:18個 パワーリザーブ:44時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動

PATEK PHILIPPE 公式ページ

文責:乾

2018年5月20日現在
YG 5196J-001 店頭在庫有ります
WG 5196G-001 お問い合わせください
RG 5196R-001 お問い合わせください
PT 5196P-001 店頭在庫有ります

全国のパテック フィリップ正規店で開催されている年数回の展示会。皆様も足を運ばれている事と思う。いつもはどの店頭にも20~30点程度の在庫陳列が、この時はパテック フィリップ ジャパン(PPJ)からの貸出サンプルで、多ければ時計だけで70点以上の展示にもなる。
ところが絶対に並ばないモデルがあって、いわゆるP.O.R.(Price on riquest:価格はお問い合わせください)要するに"時価"モデルは並ばない。そもそもPPJにもサンプルそのものが無い。たぶんスイスパテック社には何セットか知らないが用意されていて普段はジュネーブのローヌ通りの本店サロンでなら場合(人?)によっては見られるのだろう。
一般的に展示会で見られないモデルと言うのは簡単に買えない。少し嫌な言い方をすれば、誰にでも売ってくれない特殊な時計と言える。縁が無いので良くは知らないが、車ではロールスロイス、ブガッティ、マクラーレン、ランボルギーニ、フェラーリ、ポルシェ等でも一部の特殊なモデルはいきなりは買えないと聞く。
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ところでパテック以外にこのような販売制限をしている時計ブランドは他にあるだろうか。
普通にカタログに載っていて、数量限定でもなく買えない時計・・需給バランスの崩れからグレーマーケットでプレミアがつくノーチラスSSやデイトナの様な代物という訳でもなく・・在りそうで思い当たらない。
2018年の新製品記事でも紹介したレアハンドクラフト(希少な手仕事作品)群も普通には買えないのだが、これらは元々カタログアップされないし、通称ワンショット(超少数の生産数を作り切って、また翌年新たに提案)なので、少し性格が異なる。
さて、それではカタログに掲載されていて価格が明記されているモデルなら誰にでも買えるか?ごく一部の例外を除けば買える。今現在の例外とはRef.5131/1P-001ワールドタイムプラチナブレス・クロワゾネで購入は相当難しい。それ以外は人気度合いでいきなりだと厳しかったり、各販売店がVIP顧客のご要望を消化し切れずに結果として一見のお客様にはハードルが高くなっているモデルもある。でも、たったの数点にすぎないと思う。

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今日はずいぶんと前置きが長くなってしまった。今回ご紹介のRef.5235G-001は上記のような各諸事情により買いにくいのではなくて、単純に入荷が極端に少ないモデルだ。当店でもPPコーナーオープンから3年弱で初入荷した。もちろん計画的な入荷予定として案内されたものでは無く、突如打診があってのイレギュラーな仕入だった。
冒頭で触れた展示会用サンプルとして、このモデルは過去一度もやって来た事が無い。PPJスタッフ曰く「あまりにも入荷が少なく不規則なので、下手にご注文をお受け出来ない」
なぜそんな事になるのか?その辺りをつらつらと考えながら本稿を進めたい。

この時計、実に不思議な顔をしている。レギュレーターウオッチと言うのは普通カレンダーが付いている印象が無い。改めて画像検索すると日付カレンダー付と言うのはそこそこあるが、月、曜日を含むトリプルカレンダーと言うのはまず見当たらない。
パテックのこの時計の場合は年次カレンダーをレギュレーター仕様のダイアルレイアウトにしているのでトリカレと言う事になるが、Ref.5205の様に12時側弓状に三つ窓にせずに真反対の6時位置に日付窓としている。時間表示インダイアルのスタート位置に大きな窓を開けたくなかった気分はよくわかる。そしてミニット用の外周レールもユニークで、6時側インダイアルがスモセコ表示なので、似た感じのカラトラバオートマRef.5296のトリプルサークルの様に秒刻みがレールに無く分刻みだけのスッキリ仕様となっている。
そもそもレギュレーターとは日本では"標準時計"と訳される置・掛時計の事であった。祖父の代から時計を商う当家にも機械式の掛け時計で振り子が見えるガラス窓部分には縦書き金文字で"標準時計"と書かれたクロックが実家の居間にはあった。
1969年にセイコーが水晶振動子による正確無比なクォーツ時計を販売するまでの機械式時計主役時代には、時計店は最も正確な掛け時計を標準時計に定め、時計が売れた際にはその時計で時刻合わせをして納品をしていたと聞かされた。現代では電波ソーラーの目覚ましなどがその役を担っている。ちなみに百貨店は電波受信器を持ち込んでいない限り電波は受信できない。GPSはもっと入らない。WiFi接続中のスマホが多分一番正確だろう。

尚、当店一階入り口脇には非常に正確な標準時計仕様のエルウィン・サトラ―社(独:ERWIN SATTLER)製の機械式掛け時計を掛けてある。一ヶ月と言う超ロングパワーリザーブで月差数秒という優れもの、気圧変化による振り子の空気抵抗の影響を補正する装置が付いていて本当に正確極まりない。ご来店の際には是非自慢話を聞いてくださいナ。
クロノスイスなどの様にレギュレーターと言う3針(時、分、秒)独立表示を好んで作るブランドもあるが、普通はあまり作られる事は無い。パテックもこの1モデルのみであり、知る限りオークションニュースでも見た記憶は無い。さらにこのモデル変わり者づくめで、まず文字盤のロゴ表示がただ彫っただけで無着色である。上の画像は何気なく撮って、それなりにロゴが読めるが光線の具合によっては殆ど読めない。
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横着して上画像を拡大加工してみた。文字盤表面の天地方向の筋目装飾に対して、単純に彫られただけのロゴマーク底部分の表面感の違いで何とか読み取れるが、光の具合次第で本当に見づらい。入荷時にはひょっとしたら着色忘れの世界に一点のユニークピースが点検漏れで着荷したのかと喜んだが、これが純正仕様だった。おそらくこの不思議な仕様も時刻の読み取りを最優先するのがレギュレーターの使命と考えたパテック流の解釈だろう。個人的にはレール同色の紺色シリコン転写が無難かと・・
カタログ等ではこのロゴはブラックにしか見えない。またサーキュレート(同心円筋目彫り)されたインダイアルと縦筋目彫りされた文字盤とはかなりコントラストが実物にはあるがカタログでは微妙な色差しかなく、この時計は絶対に生で見ないと駄目だ。但しこの顔の好き嫌いはハッキリあるだろう。どちらかと言えば日常用と言うよりはコレクション向きかと・・でも見どころと語りどころはまだある。

不可思議は裏側にも存在する。マイクロローター自動巻きなのでCal.240?と思うが、少し見慣れた方なら妙な違和感を感じるハズだ。そう受けの形状がかなり違うのだ。その前にムーブメントそのものが240より大きい。下に画像(12時上)を加工して並べてみたら他にも相違点は沢山あって22金ローター自体のサイズは同じようだが輪列、テンプ、ローターと全てレイアウトが違っていて当然受けもかなり異なっている。まあCal.240は構造的に小秒針が5時位置にしか付けられないので正統なレギュレーター仕様である6時スモセコにはならない。さらに通常センターに置かれる時針を12時側にインダイアル表示させる必要もあってパテックの開発陣はCal.240の良さを残しつつ完全にニューキャリバーを数年かけて開発した。

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この新規ムーブメントの最大の注目点は前衛的なPalsomax®脱進機の搭載である。パテック社の技術革新のフィールドテストモデルであるアドバンストリサーチプロジェクト3部作(2005~2008年)で完成された髭ゼンマイ、アンクルとガンギ車の全てにシリコン素材のSilinvar®が採用されている事だ。そして3.2Hz(23,040振動)という実にけったいな振動数は、理屈は解らないがこれら新素材によってもたらされたものだ。またマイクロローターのベアリング素材も微小なジルコン・ボールに変更されている。さらに輪列のエネルギー伝達での摩擦ロスをたったの3%に抑えるため歯車には全く新しい歯型曲線が開発採用されている。これらの相乗効果がこのムーブの耐久性を高め、結果的にはメンテナンス期間の長期化をもたらしている。さらに通常パテックが盛り込まないハック(秒針停止)機能が、レギュレーターならではの必要性から搭載されている。
尚、上のムーブメント画像でそれぞれの厚みは年次カレンダーと永久カレンダーのモジュールを含めての厚みである。実際のベースキャリバー厚はそれぞれ2.6mmと2.53mmでたったの0.07mmの違いしか無く、この厚みもローターを若干厚くした事に由来するので新規開発のCal31-260は充分に極薄自動巻キャリバーでありながら非常に先進的で意欲的なエンジンであると言える。恐らくこの特殊で唯一無二のムーブメントの製造が小ロットで気まぐれ?な為に入荷がイレギュラーで滅多にお目にかかれない原因だと思っている。
hallclock_600.pngレギュレーターが必要とされたのは18世紀初めに遡る。当時は大航海時代で安全な航海には高精度な航海用時計(マリンクロノメーター)が欠かせなかった。この時計つくりには当時イギリスがリードしていたが、その製造やメンテナンスの為に非常に正確で安定した精度を出せる基準時計=レギュレーターが必須であったのだ。かつて1900年代前半にはパテックでもレギュレータ―の懐中時計が存在したが、腕時計としては2011年のこのRef.5235Gまでアーカイブが無い。ただホールクロック(床置き時計)タイプはパテック社内で普通に利用されていたようであり、実際名誉会長フィリップ・スターン氏の執務室に置かれていたレギュレーターホールクロック(左)から今回のタイムピース5235はインスパイアされている。ただクロックタイプの標準時計は秒針が12時側にあって、時針インダイアルは6時側にレイアウトされているものが大半である。腕時計ではRef.5235を含めブランドを問わずレイアウトが逆転し秒針は6時側となっている。ちなみに左のクロック文字盤には PATEK PHILIPPE & Cie. GENÈVE とあるが、どこかのクロック専業メーカーにオーダーしたものか自社製なのかは記載がなく不明である。
ケースサイドは文字盤同様のヘアラインのサテン仕上げで時計そのものを渋くクールな印象にしている。厚みはマイクロローターのおかげで通常の年次カレンダーより若干薄い10mmとなっている。
レギュレーター表示を邪魔するだけなので他の年次カレンダーモデルには標準仕様の月齢カレンダーが、このモデルには無い。結果的にカレンダー調整用のプッシュボタンは一つ減って3個である。その為に一般的な年次カレンダーでは4個のボタンをケース両サイドに2個ずつ振り分けているが、Ref.5235では9時側サイドに3個まとめて収められている。下画像で一番左の"月"は良いとして真ん中が"日付け"で右が"曜日"が紛らわしい。人間工学的には文字盤のディスプレイ通りに真ん中が曜日で右が日付だととても使い勝手が良いのだが・・さすがに メイド イン ヨーロッパ ですナァ
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最後にバックルも普通ではなく、特別なエングレーブ仕様になっている。レディスの装飾性の強いモデル等でPP銘入りバックルはたまにあるが、シンプルなカラトラバケース仕立てのメンズモデルでは極めて異例である。
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個性的ではあっても正統で奇をてらわないデザインでありつつ人と違ってかぶらないパテックを望まれる方にはピッタリな1本だと思う。

Ref.5235G-001年次カレンダー(レギュレーター)
ケース径:40.5mm ケース厚:10mm ラグ×美錠幅:20×16mm 
防水:3気圧
ケースバリエーション:WGのみ
文字盤:ツートーン シルバリィ バーティカル サテンフィニッシュド、青転写インディケーション
ストラップ:シャイニー(艶有)ネイビーブルーアリゲーター 
バックル:PP エングレーブド ピンバックル

Caliber 31-260 REG QA
直径:33mm 厚み:5.08mm 部品点数:313個 石数:31個 受け:10枚
パワーリザーブ:最低38時間~最大48時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
脱進機:パルソマックスPalsomax® アンクル、ガンギ車共にSilinvar®製
振動数:3.2Hz 23,040振動
ローター:22金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)

PATEK PHILIPPE 公式ページ

文責:乾

在庫:4月24日現在 店頭在庫あります。

参考:Patek Philippe Internaional Magazine Vol Ⅲ No.4 P.18-23

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今春から始めたインスタグラム。これも忙しさにかまけていると投稿が滞りすぐ忘却されそうになる。人材募集に応募してくれる若い人が勤務初日からみんな結構いい感じで記事をUPしてくれるのだが中々長続きせず寸暇を惜しんでやる羽目になっている。
それでもノイズレベルに過ぎないヨチヨチインスタを見て大阪からわざわざ近鉄電車と徒歩でやってきた中国と韓国の国際結婚カップルが当店初のパテックのインバウンド販売となったのだから馬鹿に出来ない。ちなみにインバウンドは英語らしいが彼らには全く通じなかった。

さて、前回に引き続き新製品ネタながら一般にはあまり取り上げられないレアハンドクラフトという手作業による伝統的な装飾が施された時計達を紹介したい。
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この4点は全てミニットリピーターでオフィシャルページ上の動画にも全く登場しない為に現場に足を運ばないと絶対に見られない代物。左2点はクロワゾネ(有線七宝)、右2点は手動の機械を用いて彫られた規則性のある同心円状のエングレーブの上から釉薬を掛けたフランケと呼ばれる技法。さらに花と枝の部分は木象嵌も使われているようだ。素材確認は失念したが時価価格は恐らく5000万円以上はするだろう。右2点はもっとする。
今画像を見直して興味深いのは針のポジション。普通パテックのサンプルピースは、10時10分に針止めがお約束なのに見事にバラバラである。右2枚を見れば描かれたモチーフに合わせているという訳でもなさそうだ。ひょっとしたら針止めをしていない実機なのかもしれない。
下の左2枚は動画でも紹介されているクロワゾネのポンテベッキオ橋(レディスとメンズモデル)。右は木象嵌のゴールドフィンチ(ごしきひわ)。右端はその象嵌に使用される着色木片の微細なパーツ。
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ポンテベッキオ橋の2枚はアルノの川面の色とブランドロゴカラーが決定的に替えてあるが、その他はほぼ同じ色目で仕上げてある。これらも針のポジションの統一感は無い。木象嵌は右の破片をジグソーパズルのようにはめ込んでゆくのだろうが、あまりにも細かすぎて工程が想像できない。
全て視認性を上げるために、ムーブメントは秒針省略の二針仕様がお得意なマイクロローター採用の極薄自動巻Cal.240が積まれる。価格は採用技法で異なるだろうが、この木象嵌で1200~1400万円程度らしい。同じムーブを積むシンプルカラトラバのRef.6006Gが税別334万円なのでハンドクラフトだけで1000万円前後と言う事になる。かなり高い気がするが、パテック社の内製ではなく今や本当に少なくなった個人職人への外注なので致し方無いのだろう。ちなみにこの辺りの作品の製造個数は数点から数十点のユニークピース。注文を出しても来ることもあれば来ない事もあるらしい。購入する店を絞って、ストーリー性に富んだ購入実績を相当重ねて、初めて購買の可能性が出てくるらしい。正直明確な基準が良く分からない。

これらのユニークで工芸色豊かな特殊時計がすべてのパテックファンに人気があるわけではない。正直なところ機械式時計に加えて絵画や陶芸方面に趣味の有る方でないと飛びつかれると言う事は無い。実際腕にするというよりは鑑賞用であり、ずっと将来にその希少性ゆえ資産価値を生む可能性はありそうだ。
お好きな方どうですか?とお勧めしたくとも分厚いご購入実績という高いハードルがあるので、今の所は当店が販売する可能性は限りなく薄い。でも、いつかは売りたいなァ・・

文責:乾

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スイスからは火曜日27日に帰国した。興奮冷めやらぬと言うほど豊作では無かったが、各ブランド共手堅く冒険はあまりせずという2018だった。出発前にインプレッションを書いたパテック フィリップニューモデル。実機を初見して、想像通りも多かったが意外なりも結構あった。年々物忘れが酷くなる一方なのでとっとと書き上げてしまおう。
個人的に好きでコレクションしたい(金額は無視)のがプラチナケースの永久カレンダークロノグラフRef.5270P。今年の一押しモデルだ。あくまで個人的にデス。
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2017年時点でローズゴールドのストラップのみになっていた5270。2016年まではWG(白と青の2文字盤)があったので一年ぶりに銀色のケースが復活したのだけど、いかにもパテックなヴィンテージローズカラーに正体ゴシック文字のアラビアインデックス(恐らくWG?)と針が酸化処理のマットブラックへと化粧仕上げされており、ため息が出るくらい美しい。実を言うとこれまでの5270はWGもRGもあまり個人的には趣味で無かった。今年黒文字盤のメタルブレス仕様でリリースされた新しいRGもその意味では同じだ。でもプラチナは何故か全く新しいリファレンスの印象が強い。
今年の撮影は悩みに悩んだが、結局新規購入したミラーレス一眼SONY α5100に単焦点マクロレンズ(E3.5/30)をミニ三脚を使わず手持ちでサンプル実機撮影とした。ズームレンズなら三脚を使って絞り込んでスローシャッターにするがズーム無しの単焦点レンズなので手でカメラをズーミングするしかなかった。ただ単焦点は描写力がズームをかなり上回る・・と思う。具体的な撮影条件はシャッタースピード優先モード1/80秒 絞りオート ISO/5000 ホワイトバランスは各ブランドの商談テーブル上でマニュアルセットした。
難儀なのはブース廻りやショーケース内に展示されている時計や、バーゼル会場のイメージカットを撮るときに、その都度レンズ交換なんてしてられないので、全てフルオートのiPhone7に任せた。
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コチラがiPhone7画像。敢えて生画像で一切お触りなしとした。ガラス越しの実機まで30cm以上はあるので、かなりアップして撮っている。よくもあんな、けな気なレンズでここまで撮れるとは凄いノゥ。
次に各バイヤーから人気が高かったモデルとしてアクアノートの初クロノ、それもフライバッククロノグラフムーブCH28-520Cを搭載したRef.5968A-001。ステンレスアクアのコンプリ系には既にトラベルタイムRef.5164Aあるが、フライバッククロノにエンジンを積み替えたスポーツウオッチが誕生した。色んなインスタ等でオレンジカラーのラバーストラップバージョンが時折出ており、セットなのか、別売なのか、今まで無かった提案で現場に行くまで把握できなかった。この時計の工場出荷時のストラップはブラックでオレンジは付属セットとなっている。但し、注文でスイス入荷待ちの場合にオレンジが希望であれば、黒が予備となって入荷するらしい。確かに売れそうな顔をしております。現物が想像以上に良かった。
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賛否両論がありそうなノーチラス初の永久カレンダーRef.5740/1G-001。そもそもノーチのホワイトゴールドブレスは珍しい。現行モデルでは5719/1Gという全身にダイアを纏った特殊モデルのみである。一昨年にはシリーズ発売40周年記念として1300本の限定モデルとしてWGブレスの大振りサイズでフライバッククロノRef.5976/1Gが出たのみだ。
ノーチのグランドコンプリケーション(永久カレンダー以上の複雑時計)というのも多分初めてのはず。この時計相当に薄い。ケース厚たったの8.42mmしかない。比較されそうなモデルでは、アクア3針が8.1mm、ノーチ3針が8.3mm。同じマイクロローター搭載Cal.240Qを積んだ永久3モデルでは、Ref.5139(生産中止)が8.7mm、Ref.5140(生産中止)が8.8mmで唯一の現行モデルRef.5327は9.71mmもある。全ての永久カレンダーコレクションの中で最も薄いのは新参のノーチラスであり、極上のフィット感を誇る3針モデル5711の厚みをたったの0.12mmしか上回らない。防水性能は6気圧で同じくCal.240搭載のプチコンRef.5712に並んでいる。参考までにAPのロイヤルオーク永久カレンダーをネット検索すると厚さは9.5mmで2気圧防水である。但し、今年の新作であるエクストラシンの永久カレンダーはセンターローター採用で6.3mmケース厚と驚異的である。ただ耐久性については今後のフィールドテストを待たなければ何とも言えないだろう。

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文字盤の青の色目は現物を見るまで少し心配をしていたが、紺では決してない凄く良い青である。この青は大変評判の良かった40周年記念限定の前述したWGクロノグラフ及びプラチナ3針と全く同じ青である。今回この青のカフスも新規リリースされた。12時側にプリントされる PATEK PHILIPPE GENEVE のロゴ部の仕様も従来の横縞ボーダーの凸部にではなくロゴスペース全体を凸状態にした40周年と全く同じ仕様にされている。細かく見てゆくと40周年を買いそびれた方にも是非ご検討を頂きたいモデルでもある。上の画像で4時40分あたりの延長線上に月齢表示の調整コレクターボタンがある。通常は6時位置に配置されるが、ケースの構造上無理なので特殊な伝達方式で此処にレイアウトされた。同様に日付及び月のコレクターも大きく配置換えがなされている。
さて、前述のアクアノートステンレスクロノグラフもこのノーチラス永久カレンダーにも共通して取り入れられたのが新方式を採用したフォールディングバックルである。
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上図でバックル中央のPPロゴの下の横面に2か所の四角の薄い突起が見える。この部分が折り込まれてくる両側のクラスプとかみ合って固定される。従来のバックルが下の画像(懐かしの2年前撮影)である。同じように片側2か所、合計4か所で止める発想は同じだが新方式はより長期間にわたって緩るむ事無く使い続けられるらしい。個人的にはZ型を思わせるスケルトンチックで何処か色気を感じる従来のスタイルが好みではあるが・・
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さて、実際に手に取って見れたモデルが少ないので、その中から印象に特に残った3点を駆け足でご紹介した。少々長くなったので第一弾として一旦休憩。次回はバーゼルの会場でしか見る事の出来ない、いわゆるレアハンドクラフトと呼ばれるユニークピースの一団などをご紹介したいと思う。

文責:乾

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昨日の画像アップ不調は当店HPはレンタルしているサーバートラブルが原因だった。まだ今も回復していないので画像が貼れない。例年は今日(バーゼル一般公開初日、8時間時差)の朝からだったのだが、既に昨夜中にスマホで確認したらしっかり2018ニューモデルが掲載されていた。リンクは貼れるのだろうか?
例年同様に品番頭の●の色はザックリながら、完全な新商品、新素材投入、新文字盤追加 その他 [POR]:時価対象モデル

メンズ
ミニットリピーター
5207G-001(永久カレンダートゥールビヨン)[POR] 5208R-001(永久カレンダーモノプッシャークロノグラフ)[POR]
5531R-001(ワールドタイム・クロワゾネダイアル)[POR]
永久カレンダー
5270/1R-001(手巻きクロノグラフ) 5270P-001(手巻きクロノグラフ)
年次カレンダー
5205G-013
カラトラバ
5524R-001(パイロットトラベル)
ゴールデンエリプス
5738/50P-001 5738R-001 205.9102R5-010(カフリンクス)
ノーチラス
5740/1G-001(永久カレンダー) 205.9057G-013(カフリンクス)
アクアノート
5968A-001(フライバッククロノグラフ)
スプリットセコンドクロノグラフ、クロノグラフ、ワールドタイム無し

メンズは全12型。昨年の17型からさらに絞られた印象。グラコンは昨年5型なので同数。通常なら50周年のハーフクォーターアニバーサリーイヤーを迎えたゴールデンイリプスが、どちらも好印象ながらたったの2モデルしかない。
個人的にはやはり売りずらくてもイエローゴールド+パテックブルーと呼ばれるコバルト照射由来のブルーサンレイダイアルモデルのJUMBOがラインナップされてほしかった。
ローズの黒文字盤は素敵なんだけどチョッと色気あり過ぎかも・・プラチナは限定たった100本で同様な意匠を施されたホワイトゴールドのカフリンクスとのセット販売の様だ。さて、日本に何本来るのか来ないのか。ちなみにこの特殊なハンドクラフト文字盤は18金製で本黒七宝とハンドエングレーブの組み合わせの様だ。様だ、様だは現地で確認致します。工程の順序が良くわからないんですよ。2017年カラトラバで発表されたRef.5088/100P-001とほぼ同じ技法で作られたのは間違いなさそう。でもこの手の限定はバーゼルのPPブースに飾られていてショーケースのガラス越しに見る事が殆どで商談テーブルで直に手に取れる事が無いので、あまり思い入れが入らない。
さて寡作の2018の各モデルを予見してゆこう。グラコンはミニットと永久カレンダークロノに新素材投入が4型。秀逸なのはレギュラーライン初のミニット+ワールドタイムのクロワゾネダイアルバージョンRef.5531R-001。レギュラーライン初と書いたのはリリースのどこかにもあったが、記憶に新しい昨年のニューヨークでのグランド・エキジビションの為にエリア限定で確か作られているからである。手元のスイス・ジュネーブで発行されているeuropa star誌の40PにずばりRef.5531で掲載されている。違いはクロワゾネのモチーフが摩天楼かレマン湖の帆船かだけの様である。となれば今回の5531が枝番001とされているのは少し微妙かもしれない。

5531R_NY&BSL.png


年次カレンダーはRef.5205のWGが全廃されたので何か出るとの予想、恐らく紺や青系と持っていたらドンピシャだった。しかも始めて文字盤内側をグラデーションさせているようで、明らかに昨年の5170Pの人気に気を良くした誰かが画策したのだろう。今一番見たいモデルはコレ。
パイロットトラベルは昨日書いたので、2年ぶりにメンズの新作が投入されたノーチラスについて。これまた予想通りの永久カレンダー。しかもCal.324ではなく偏心マイクロローターのCal.240を積んでノーチの最大の強みである薄さ8.42mmに仕上げたのはあっぱれ。ただモニターで見る青の色目がチョッと薄いようで現物が早う見たいノウ。
さてアクアノートは昨年超ヒットのRef.5168Gに引き続いて新作一点。予想ではRef.5960/1A(年次カレンダー+フライバッククロノグラフSS)が今年全廃されたのでソックリそのままステンアクアに積むのかと予想していたらシンプルなフライバックのみ積んで登場。漆黒の文字盤にアクセントでオレンジを効かせたお決まりのレーシー仕様なのだけれど好き嫌いが出そうな気がする。まあ現物、現物・・ってのが無ければ明日からの5日間が空しくなってしまう。

レディス
クロノグラフ
7150/250R-001
カラトラバ
7234R-001(パイロットトラベルタイム)
アクアノート
5067A-025

昨年も結構な寡作(それでも8点)だったけれど、一体どうしたの状態の僅か3点とは。これは寂しい。やはりヨーロッパ市場が良くないのだろうか。特にこの2年ほどダイア・ダイアとほぼプリンセス プリンセス♪状態(古いですヨ!真正のオヤジですから)だったのに見る影もない。レディスは少なくとも日本ではゆっくりながら伸びているように思えるのだが・・
例年のお約束であるアクアルーチェの新色。これまた青かよ。昨日も書いた意表を突くレディスパイロットトラベルなのだが、これこそ現物を手にしてのサイズ感とボリューミー感を確かめない限り解りません。正直言って。
手巻きクロノキャリバーCal.CH29-535を積んでの新作Ref.7150ですが2016年にディスコンになったRef.7071の後継ですがね・・・好き好きですね、世の中は!。蓼だって無ければより美味しく鮎の塩焼きが戴けない訳ですから。あらゆるモデルには必ずそれを必要とする人が何処かに居るわけデス。山口百恵さん調♪ですかね。
しかし、今年も昨年、一昨年に続きTwenty-4追加一切無し。なんで??

尚、例年現地のパテックブース一階に展示されているレアハンドクラフトのユニークピースのクロワゾネモデルやドームクロックが今年も既に動画で紹介されている。様々なモチーフが紹介されているが個人的には今年何点か登山をイメージしたモデルがあるのとトスカーナとポンテベッキオ橋が描かれた2点が好ましい。是非、皆様もご一読?を。
それでは、例年段々準備がええ加減でまだ一切支度をしていない。夕方に切れかけている花粉症の薬をもらいに行って晩飯をどこぞで頂戴して、しこたま飲んでそれからゆっくり支度。朝は8時にレンジで出発。10時までには関空に着いて11時のフライトはKLMでアムス経由バーゼル空港へは現地夕方5時45分着予定。バスで15分で投宿。ドアドアで17時間強は例年よりずっと楽ちんだ。では次回の投稿は帰国後。画像も全部帰国後。では行ってきます。
もし早めに起きられてお天気よければボクスターで花粉浴びまくりも良いかな・・

文責:乾

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気付いている方が圧倒的に多いと思われる新しいパテックフィリップの公式インスタグラム
明日は朝から公式HPを見て新作のブログを書く予定だった。ひょっとして何か欠片くらい新作について載って無いか公式HPを訪問すれば、なんと新しくインスタが始まり、つい先日の18日に2018ニューモデル2型をリヴェール(ご紹介)するとあるではないか。
で、早速インスタでPP検索したらメッチャ凝った投稿がアップされていた。従来からあったメンズのカラトラバパイロットトラベルタイムRef.5524G(WG)のローズゴールドバージョン。文字盤カラーはWGの青ではなく茶色。何となく昨今他ブランドで流行っているブロンズっぽい。ただし凄く綺麗でエイジングとは無縁、でもカッコいいRef.5524R-001。
5524R_a.png
でもってビックリしまくったのがまんまサイズダウン(37.5mm)したレディスのパイロットトラベルRef.7234R-001。色使いもメンズと全く同じ、センターフルローター自動巻きCal.324(直径27mm)がベースキャリバーなので結構な大きさになってしまう。既に生産中止された品番が近いRef.7134Gは手巻きCal.215(直径21.9mm)にトラベルモジュールを積んで35mmで、WGケースのベゼルはダイア巻き。当時の価格は税別451万円だった。あっ、当店にデッドストック一本有りです。
となると新しいレディスパイロットトラベルの価格が気になる。たぶんメンズは現行のWGモデルと同価格のはず、とすればあんまり変わらないのだろうか。明々後日には彼女に会える。

Ref.7134Gは確か画像は撮ってたはず。記事にする前にディスコンになったのでお蔵入りさせたのをやっと探してアップしようとしたら何故かサーバートラブルのような表示が出て全く貼り付けられない。でも今晩しか価値の無い本稿なので画像無しで投稿。

文責:乾

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「もう駄目なんやろうね」
「う~ん。もう年が明けましたからね。厳しいかもしれません」
年頭にこんな会話をした覚えがある。なんせ世界限定500本。当店のナンバーワンV.I.P.顧客様であっても2年半の購入実績しかない訳で、他店様で長期間ずっとパテックを買い続けてきた顧客様達に割り込めるかどうか?正直なところ昨年初夏の申し込み時点から一抹の不安は二人で共有していた。
_DSC9022_800.png
そんなRef.5650G-001アクアノート・アドバンストリサーチが一月下旬に急遽入荷してくることになった。実はタイミングがチョッと悪かった。顧客様は某ブランドブティックのご招待で初めてのSIHHや工場見学からお帰りになられたばかり。当然のことながら、そのブランドへのお付き合いのお買い物をおざなりにされるような方ではない。でも当然この特別なアクアノートの特別感がどの程度のものであるかを十分に理解されていた。お陰様で、無事ご納品がかなった。
「リサーチせなあかんと言う事は、不都合が出るかどうかどんどんプッシュボタンも押しまくった方が良いね?」
本当に嬉しいお言葉を頂いた。その通りである。ややもするとこの手のお宝モデルは手にされることなく未使用保管される事がしばしばである。パテック フィリップ社の狙いはそうではなく、正に使いまくって欲しい訳である。是非、今後もこの顧客様にアドバンストを宜しく・・・

昨年のナショナル・ジオグラフィックのバーゼルワールド取材時にスイス・パテックフィリップ本社のティアリー・スターン社長が次の様に述べている。
「父であるフィリップ・スターン会長から与えられた命題の一つが、トゥールビヨン機構を使わずにそれに匹敵する精度を実現すべし」
これを本当にやってしまったのがこのモデルの1つ目の特長。これまでにも特許取得して採用されてきた髭ゼンマイ外周部の厚みをました《パテック フィリップ・エンドカーブ》に加えて内側の髭玉に近い部分も厚く形成して、ムーブの垂直姿勢時の等時性をさらに向上させることで同社のトゥールビヨン搭載ムーブに匹敵する-1~+2秒というとんでもない精度を実現してしまった。
_DSC8993.png
2番目の技術革新はトラベルタイム機構を構成するパーツのダイナミックな統合である。上の画像で左右の✖状にクロスしスプリング機能を有するパーツは実は繋がっている。これまでトラベルタイム機構を構成していた内の何と25個のパーツをたった一つに統合してしまっている。下図の従来機構のイラストと見較べて頂きたい。
towtimezone.gif
具体的にどんな風に作られているかは知らないが、コンピューターで制御される高度な加工能力を有する工作機械が無ければ出来ない部品なのだろう。しかし、この9時位置のオープンワークは現物が凄まじく美しい。先日開催したパテック フィリップ展では顧客様のご厚意で特別出品頂いた。理想的な照明に照らされたショーケース内の5650Gには改めてその美しさを思い知らされた。
_DSC8999_800_S.png
スケルトンバックを通してみるお馴染みのセンターローターCal.324のバックシャン。今回は少しクローズアップ気味に編集してみた。ここまで肉薄してもブルーに着色されたスピロマックス髭ゼンマイは髭持ちの左上にほんの少しだけ見えているだけで、残念ながら外周幾何学形状も確認は出来ない。表のオープンワークが見事なまでに御開帳しているのと対照的である。
_DSC9000_800.png
横顔。トラベルタイムモジュール+センターローターの組み合わせでそれなりの厚み(11mm)は有る。ただムーブメント厚はたった4.82mm(リリースより、薄い・・)しかない。従来機はムーブメント厚4.9mm、ケース厚10.2mmなのでケースにわざとボリュームを持たせたのかもしれない。この理由はよく解らない。6時位置のプッシュボタンはカレンダー調整用である。リューズのカラトラバ十字の下側の突起が消えているのは見逃してくだされ。お触りし過ぎるとこんな羽目になる。リューズ上のベゼルサイドの黒い影も消そうと思ったが、あまりにも虚構になるのでノータッチ。

_DSC9046_800.png
一昨年のノーチラス40周年記念限定と言い、この限定アクアノートと言いボックスが何故か小ぶりだ。管理し易くて助かるとのお声もある。鑑賞目的の為のオープンワークを楽しんで頂けるようにケース部分もオープンワークのスケルトン仕様になっているのはご愛敬。確かにこのモデルには似つかわしい特別製化粧箱である。


この時計は先週アップしたやはりアクアノート20周年記念レギュラーモデルのRef.5168G-001アクアノート・ジャンボとほぼ同時に入荷し、同時に撮影をして同じフォルダで管理した。どちらもアクアノートなので画像編集時にどっちがどっちか一瞬こんがらがる事もあって少し難儀した。ジャンボ同様に撮影からアップまで一月以上掛かったが、この辺で投稿しないと多分日を置かずに2018年の新作情報が来るはずだ。これをもとに3月22日にはアップされるであろうPP社の公式HPの新作情報を基にスイス訪問前の予習も兼ねてバタバタと記事を書く事になるだろう。まあ例年の事なのだが、さあ出発まであと2週間・・

《Patek Philippe・Advanced Reserch》Aquanaute Travel Time Ref.5650G-001 20th Anniversary Limited Edition
世界限定500個

ケース径:40.8mm(10時ー4時方向)※リューズを含む3時ー9時方向で45.24mm
ケース厚:11mm 
防水:12気圧
ケースバリエーション:WG 
文字盤:真鍮、中央から外周に向かい明暗のグラデーション スーパールミノヴァ蓄光付18金WG植字アラビア数字インデックス
針:バトン型スーパールミノヴァ蓄光付18金WG時(ホーム及びローカル)分針、パーフィル型ホワイト塗装ブロンズ製カウンターウェイト付秒針、バトン型ホワイト塗装18金WG日付針
ストラップ:ナイトブルー・コンポジットバンド バックル:18金WGフォールドオーバークラスプ

Caliber 324 S C FUS
トラベルタイム機能付自動巻ムーブメント
直径:31.0mm 厚み:4.82mm
部品点数:269個(フレキシブル機構により従来機より25個減) 石数:29個
パワーリザーブ:最低35時間~最大45時間 テンプ:ジャイロマックス
髭ゼンマイ:外周と内端にふくらみを持つSpiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動 
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)

PATEK PHILIPPE 公式ページ

文責:乾

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やっとこの記事に着手出来る。たぶん一ヶ月位もたついてしまった。ノーチラスSSの価格改定騒ぎやら、生産中止情報等々を先んじてアップしたり。3月頭のパテック フィリップ展に加えて急遽同時開催する事になったプレステージウオッチフェアの仕込み作業。3週連ちゃんの東京出張・・
と、ここまで書いたら最近増えつつあるアジアのお客様が2階に上がる足音・・又しても時間を取られる訳で、ブログはサボログ化する。今日中に上げられれば、ぐらいのつもりで無いと駄目だ。そうそうインスタにも結構時間は取られている。時間を牛耳る時計なるものを取り扱っているのに、いつの間にやら時間を取られまくっている。
閑話休題、アクアノート販売20周年を記念して昨年のバーゼルワールドで発表されたRef.5168G-001。その遺伝子であるノーチラス兄貴に与えられた"ジャンボ"の称号を付けたアクア初(知りうる限りだが・・)のホワイトゴールド素材に絶妙な深みのあるブルーカラーの文字盤とコンポジットラバーストラップを纏いレギュラーサイズより1.4mm大きい42.2mmのケースはジャンボと呼ばれる程の大きさを感じる事は無く、どなたの腕にも乗っかるサイズ感である。中身はCal.324で従来機と変わらない。昨年9月にサンプルを撮影して既に一度紹介済みなので時計については実のところあまり書きようがない。

だが、今回関東方面からお問合せいただき、わざわざ日帰り購入でご来店いただいたお客様のご厚意でピンピンの実機撮影がかなった。

実機撮影の件、承知しました。
乾さんのブログに登場できることを、大変うれしく思います。
iphoneで時計の写真を撮っても綺麗に撮れず、いまから乾さんのブログが楽しみです!
ご遠慮なく、ご活用ください。(メール原文引用)

こんな嬉しいお言葉。時計屋冥利なのか?カメラマン冥利なのか? 俺は一体何者? でもプレッシャーでもあって、ご期待に添えたかどうかは疑わしい・・

_DSC9014_800.png
この画像秒針が少しブレている。オーナー様から「上手に撮ってください」的なお願いまでされたのにこの様だ。実はこの時初めての黒い牛革を背景と土台に使って撮影した。デジタル一眼レフのモニターというのは厄介で実に綺麗に見えてしまう。でもスマホよりも少し小さ目なのでPCに画像を取り込んでモニターで確認すると"アレッ"と言う事が多々ある。この時もベゼルの8時から10時あたりに掛けて牛革のシボ模様が映り込んでチョッと不気味な状態になっていた。
時すでに遅く時計は入荷検品に入っており、主ゼンマイは全巻きされ、ごく薄い保護フィルムでケース部分はラップされていた。撮影条件として、モデルの殆どにハック機能の無いパテックは、ゼンマイにほぼトルクの無い状態なら時刻合わせポジションで少しだけ逆転させると大抵は希望の位置で秒針を止められる。最初牛革ベース撮影時は、それでピッタリ針留めして撮ったのだが、全巻き状態になった時計のラップを剥がして、何をどうやっってもほんの少しのショックで秒針は動き出してしまう。さらに悪い事にはラバーストラップという素材は空気中を漂う微細な埃をどんどん吸着する性質がある。ジュネーブの(恐らく手術室の様なノンダスト設備下の)ファクトリーで出荷時に真空パックされた状態で手元に納品された時が、最も撮り易いのである。一回撮影して、検品して、ラップしているうちに手袋の埃が結構ついてしまっている2回目のが上の画像。埃の処理にフォトショップで20~30分は掛かってしまった。リューズに関しては画像処理で捻じ込んでいる。
ところでトルクフルな状況で逆回しをしっかりやると秒針は逆進する。これは実に気色悪い感覚だし、直感的だがきっと機械にも良くなさそうなので、良い子は絶対やってはいけません。

ちなみに画像の左右両側のコンポジットラバーストラップは端に行くと少々ボケ感が出ている。これは被写界深度をどちらかと言うと深めにセット(絞りを少し絞って)して、時計には出来るだけピントを合わせつつ背景はボケる様に狙ったからで、具体的な値は、絞りF13、シャッタースピード1/2.5秒である。このかなり遅めのスピードでは秒針がこんなにブレる。ISO(LO-0.3)を上げればいくらでもスピードは稼げるが画像が荒くなるのでこんな針ブレが起こった。実際には1/30秒位になるようにISOを上げても画質的には問題が無かったと思うが、これも撮像確認の甘さである。簡易スタジオは2階の事務所奥の倉庫の一角にあり、PCは一階事務所にあるためこんな事を時々やらかしてしまう。この針ブレ、流石にフォトショップでどうにか出来るものでは無い。
_DSC8982_b.png
撮影日はずいぶん前。画像処理に1日、時間にして4時間位。そして本稿を綴り始めて二日目の今日は2月25日。午前から同時に二組のご来店。昼から出社する姐がいないし、スタッフの I 君と二人なので後から来られた若い初来店様を対応する事に。聞けば名古屋市内からお車で遠路はるばるのご来店。お目当てはRef.5711/1A-011白ノーチ3針ステンレス。現在、白に関しては予約から登録に移行するか否か迷っている状態。5712/1A-001プチコンSSノーチもほぼ同じ状況。3針SS黒青は登録のみで予約はご遠慮いただいている。
当店での予約とは製品が製造され続け納品され続ける限り、順番に販売してゆくと言う事。登録はほぼご来店記念の記帳に近く、販売を約束するものでは無い。
国内30店のパテック フィリップ正規販売店でこれらやアクアノートSSのような異常人気モデルをどのように販売するかは店舗に委ねられている。しかし温度差は色々あっても結局は、常日頃から購買をいただきご愛顧頂ける大切なロイヤルカスタマー様を優先せざるを得ない。傲慢と言われようと「結局、長い目で見た抱き合わせ販売・・」と言われようが、売り手としては当たり前の事だと思っている。ロレックスのSSデイトナ等も一緒で正規店でそれらだけを購入しようされる方が大変多いが、現段階では奇跡に近いのでは無いかと思われる。
話を戻そう。結局じっくりと話し込ませて頂いた名古屋のお客様と入れ替わりに当店V.I.P.顧客様のご紹介の初来店様が入店されてご対応をする事に、姐が加わってもたった3名でそれなりにご来店が有れば一日は本当に"あっ!"という間に終わる。既に19時53分で残る2名は高額品を片付け始めている。そう、閉店時間なので今日もブログは完成しない。ちなみに上の画像はかなり触っております。じっくり見るとあり得ないはずと言う事に(拡大せずにですョ!)気づかれる方もいらっしゃるかも・・
_DSC8976_800.png
もはやお馴染みのスケルトナイズされたCal.324の後ろ姿。サテンフィニッシュされたサークルの外側の鏡面仕上げサークルの下の方に前述した牛革ベースが写り込んでいる。さすがにこの画像修正は諦めた。手間と時間がかかり過ぎる割に違和感を完全に無くす事はほぼ不可能。もちろんプロにギャラを払えば、いとも簡単なのだろうが・・
何か本稿はカメラ話に終始したが、書き始めてようやく三日目にして投稿できそうだ。Ref.5167Aや5167/1Aのステンレス素材と同様に、WGの5168Gもリリースからまだ一年なので商品調達は非常に難しい状況が続いている。当店も今年は既に難しい状況にある。でもどちら様にも関わりなく来年度分のご予約は店頭受付しております。詳細はお問合せ下さい。

Ref.5168G-001
ケース径:42.2mm(10-4時方向)ケース厚:8.25mm ラグ×美錠幅:22×18mm
防水:120m ねじ込みリューズ仕様
ケースバリエーション:WGのみ 
文字盤:ブルーエンボス ブラックグレデーテッド 蓄光塗料付ゴールド植字インデックス
ストラップ:ミッドナイトブルーコンポジット《トロピカル》ストラップ(ラバー)アクアノート フォールドオーバー クラスプ付き 

Caliber 324 SC/393

直径:27mm 厚み:3.3mm 部品点数:213個 石数:29個
パワーリザーブ:最低35時間~最大45時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)
尚、ムーブについての過去記事はコチラから

文責:乾

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ここ2年ほど当店では真夏のお盆にパテックフィリップ展を開催してきた。お盆は意外にも皆さん自宅に居て、近場をうろうろするだけだ。とか、ゴルフも暑すぎて行かない。とか、東名名神のような大動脈は混んでるが、阪神高速などはガラガラだ。とかいう諸々の理由付けでそんな時期に開催してきた。実際のところパテック正規販売店としては後発の当店がサンプルを4日間も抑えるのはお盆しかなかったという理由も大きい。
ただ難儀なのはお盆の一週間後の東京都内某有名百貨店のワールドウオッチが毎年新作の一般公開スタートと決まっている。その為に、お盆には会場に新作は飾れないし、事前にモデル指定でキッチリ申し込んで頂かないと新作はご紹介出来ない。実際にはよほどのご常連様以外にお目に掛ける事はなかった。
で、今の時期はどうかというと今年の2018新作が皆さん気になり出す頃なので、全ラインナップがもちろん見れてもナぁ。ということになる。ただパテックフィリップの年度初め(2/1~)なので今年の仕入れ枠がまっさら状態な為、お品物を決めて頂ければ、早目の納品が可能なモデルが多いというメリットはある。さらにパテック フィリップ展(通称PP展)での決定品は通常営業時での客注品よりも早く優先的に納品される傾向がありそうだ。これは経験的にたぶんと言う事である。

2018 CASABLANCA PATEK PHILLIPE EXHIBITION
日時:2018年3月3日(土)・4日(日)の2日間 11:00~19:00
会場:カサブランカ奈良2階パテック フィリップ ショップ イン ショップ コーナー
※この時期の奈良は東大寺修二会のお水取りお松明の行(3/1-14)なので当店行き帰りは時間帯によって混雑が予想されます。
※画像は2017新製品Ref.6006G
6006G_001_PRESS_RVB.jpg
ただ単に展示会をするだけでは無く、当店流の何か"らしさ"を出せないものかと知恵を絞った。
CASABLANCA PRESTAGE WATCH FAIR:昨年以来ずっと導入を検討してきたジャーマンウオッチ"Moritz Grossmann"。実は一本愛用もしている。ただその価格帯的な敷居の高さゆえ最後の一歩の勇気が出ず、悶々とした一年だった。今回パテックと同時ならという無理やりの口実もあって、特別に期間中展示する事になった。どなたかがご成約という事になれば常時取扱いという羽目(では無くて"契約"か)になるだろう。この特別出品は個人的に今回の目玉。スイス時計の至高であるパテック フィリップを志向される方々に、このニッチながらジャーマンの正統性半端ではないドイツ時計は支持されるのであろうか?
そこまでやるなら一階の取扱いブランドにも声掛けして普段目にする事のない、当然在庫にするわけない高級ゾーンの貸し出しをお願いした。結果プレステージフェアと括らせて頂く事になった。クレドール、モンブラン、クエルボイソブリノス、ブライトリング等が対象である。これについてはフェアWEBページを今後作る予定なのでそちらで内容確認ください。
※画像は"アトゥム・エナメル ジャパンリミテッド"WG(税別440万円)、RG(410万円)各7本限定


MORITZ-GROSSMANN-001.jpg
カサブランカ奈良ミシュラン:期間中ブランドを問わず税抜き100万円以上ご成約で、当店(乾?)推薦の夜な夜な徘徊店舗のお食事をお楽しみ頂こうという企画。ペアお食事券(3か月間有効)をお渡ししますので、ご都合の宜しいスケジュール(昼夜いずれも可)にてご予約いただきお楽しみいただきます。ただしお飲み物は各自ご負担いただきます。

ご協力店:奈良而今(ナラニコン・茶懐石)、La forme d` eternite(ラ フォルム ド エテルニテ・フレンチ)、Banchetti(バンケッティ・イタリアン)の3店にお願いしております。すべてこの2年以内にオープンしたお店ですが、既に結構予約必須の人気店になっています。


ポルシェの試乗体験:昨年春、近隣のPORSHE CENTER NARA様の試乗イベントにコラボレーションしてパテック フィリップの特別展示を行った。それの逆張りで展示会期間の2日間(12:00~17:00程度?)、当店駐車場に2~3台の試乗車と先方のスタッフが常駐し、試乗体験をしていただこうというコラボレーションイベントである。恐らくマカン、パナメーラ等の4座以上モデルが置かれてそうで、ボクスター、ケイマン等の2座モデルのご希望があれば、ポルシェセンター迄試乗車に同乗頂いてポルシェスタッフが送迎という形を取ります。
※現在ポルシェ本体のイベント承認待ち。時計業界以上にレギュレーションが厳しい輸入車業界デス。

皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。予約なんぞは要らない気楽な展示会です。ただどうしても時間限定や見たいモデルに限定が有れば事前にご連絡ください。(ただしノーチラス・アクアノートのステンレスモデルはご勘弁ください)

文責:乾

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カサブランカ奈良

〒630-8013 奈良市三条大路1-1-90-101
営業時間 / AM11:00~PM8:00
定休日 / 水曜日 TEL / 0742-32-5555
ホームページ / http://www.tokeinara.com/

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