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パテック フィリップ正規取扱店「カサブランカ奈良」のブランド紹介ブログ

2018パテック新製品バーゼル編 その1

スイスからは火曜日27日に帰国した。興奮冷めやらぬと言うほど豊作では無かったが、各ブランド共手堅く冒険はあまりせずという2018だった。出発前にインプレッションを書いたパテック フィリップニューモデル。実機を初見して、想像通りも多かったが意外なりも結構あった。年々物忘れが酷くなる一方なのでとっとと書き上げてしまおう。
個人的に好きでコレクションしたい(金額は無視)のがプラチナケースの永久カレンダークロノグラフRef.5270P。今年の一押しモデルだ。あくまで個人的にデス。
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2017年時点でローズゴールドのストラップのみになっていた5270。2016年まではWG(白と青の2文字盤)があったので一年ぶりに銀色のケースが復活したのだけど、いかにもパテックなヴィンテージローズカラーに正体ゴシック文字のアラビアインデックス(恐らくWG?)と針が酸化処理のマットブラックへと化粧仕上げされており、ため息が出るくらい美しい。実を言うとこれまでの5270はWGもRGもあまり個人的には趣味で無かった。今年黒文字盤のメタルブレス仕様でリリースされた新しいRGもその意味では同じだ。でもプラチナは何故か全く新しいリファレンスの印象が強い。
今年の撮影は悩みに悩んだが、結局新規購入したミラーレス一眼SONY α5100に単焦点マクロレンズ(E3.5/30)をミニ三脚を使わず手持ちでサンプル実機撮影とした。ズームレンズなら三脚を使って絞り込んでスローシャッターにするがズーム無しの単焦点レンズなので手でカメラをズーミングするしかなかった。ただ単焦点は描写力がズームをかなり上回る・・と思う。具体的な撮影条件はシャッタースピード優先モード1/80秒 絞りオート ISO/5000 ホワイトバランスは各ブランドの商談テーブル上でマニュアルセットした。
難儀なのはブース廻りやショーケース内に展示されている時計や、バーゼル会場のイメージカットを撮るときに、その都度レンズ交換なんてしてられないので、全てフルオートのiPhone7に任せた。
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コチラがiPhone7画像。敢えて生画像で一切お触りなしとした。ガラス越しの実機まで30cm以上はあるので、かなりアップして撮っている。よくもあんな、けな気なレンズでここまで撮れるとは凄いノゥ。
次に各バイヤーから人気が高かったモデルとしてアクアノートの初クロノ、それもフライバッククロノグラフムーブCH28-520Cを搭載したRef.5968A-001。ステンレスアクアのコンプリ系には既にトラベルタイムRef.5164A(税別371万円)があるが、フライバッククロノにエンジンを積み替えプラス約100万の税別477万円の高額スポーツウオッチが誕生した。色んなインスタ等でオレンジカラーのラバーストラップバージョンが時折出ており、セットなのか、別売なのか、今まで無かった提案で現場に行くまで把握できなかった。この時計の工場出荷時のストラップはブラックでオレンジは付属セットとなっている。但し、注文でスイス入荷待ちの場合にオレンジが希望であれば、黒が予備となって入荷するらしい。いい値段ですが確かに売れそうな顔をしております。現物が想像以上に良かった。
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賛否両論がありそうなノーチラス初の永久カレンダーRef.5740/1G-001。そもそもノーチのホワイトゴールドブレスは珍しい。現行モデルでは5719/1Gという全身にダイアを纏った特殊モデルのみである。一昨年にはシリーズ発売40周年記念として1300本の限定モデルとしてWGブレスの大振りサイズでフライバッククロノRef.5976/1Gが出たのみだ。
ノーチのグランドコンプリケーション(永久カレンダー以上の複雑時計)というのも多分初めてのはず。この時計相当に薄い。ケース厚たったの8.42mmしかない。比較されそうなモデルでは、アクア3針が8.1mm、ノーチ3針が8.3mm。同じマイクロローター搭載Cal.240Qを積んだ永久3モデルでは、Ref.5139(生産中止)が8.7mm、Ref.5140(生産中止)が8.8mmで唯一の現行モデルRef.5327は9.71mmもある。全ての永久カレンダーコレクションの中で最も薄いのは新参のノーチラスであり、極上のフィット感を誇る3針モデル5711の厚みをたったの0.12mmしか上回らない。防水性能は6気圧で同じくCal.240搭載のプチコンRef.5712に並んでいる。参考までにAPのロイヤルオーク永久カレンダーをネット検索すると厚さは9.5mmで2気圧防水である。但し、今年の新作であるエクストラシンの永久カレンダーはセンターローター採用で6.3mmケース厚と驚異的である。ただ耐久性については今後のフィールドテストを待たなければ何とも言えないだろう。

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文字盤の青の色目は現物を見るまで少し心配をしていたが、紺では決してない凄く良い青である。この青は大変評判の良かった40周年記念限定の前述したWGクロノグラフ及びプラチナ3針と全く同じ青である。今回この青のカフスも新規リリースされた。12時側にプリントされる PATEK PHILIPPE GENEVE のロゴ部の仕様も従来の横縞ボーダーの凸部にではなくロゴスペース全体を凸状態にした40周年と全く同じ仕様にされている。値段は40周年の両モデルを上回る約1300万円税別だが、細かく見てゆくと40周年を買いそびれた方にも是非ご検討を頂きたいモデルでもある。上の画像で4時40分あたりの延長線上に月齢表示の調整コレクターボタンがある。通常は6時位置に配置されるが、ケースの構造上無理なので特殊な伝達方式で此処にレイアウトされた。同様に日付及び月のコレクターも大きく配置換えがなされている。
さて、前述のアクアノートステンレスクロノグラフもこのノーチラス永久カレンダーにも共通して取り入れられたのが新方式を採用したフォールディングバックルである。
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上図でバックル中央のPPロゴの下の横面に2か所の四角の薄い突起が見える。この部分が折り込まれてくる両側のクラスプとかみ合って固定される。従来のバックルが下の画像(懐かしの2年前撮影)である。同じように片側2か所、合計4か所で止める発想は同じだが新方式はより長期間にわたって緩るむ事無く使い続けられるらしい。個人的にはZ型を思わせるスケルトンチックで何処か色気を感じる従来のスタイルが好みではあるが・・
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さて、実際に手に取って見れたモデルが少ないので、その中から印象に特に残った3点を駆け足でご紹介した。少々長くなったので第一弾として一旦休憩。次回はバーゼルの会場でしか見る事の出来ない、いわゆるレアハンドクラフトと呼ばれるユニークピースの一団などをご紹介したいと思う。

文責:乾

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