パテック フィリップに夢中

パテック フィリップ正規取扱店「カサブランカ奈良」のブランド紹介ブログ

2019ニューカタログと価格調整のご案内

長かった10連休も終わり、初夏を思わせる日々が続いている。毎年この時期になると早朝の東大寺二月堂参りは沢蟹探しが楽しみとなる。今年も先日から元気な姿を見せてくれている。彼らも右利きが多いのか?右手が大きい個体が殆どだ。
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昨年夏まではずっと車と徒歩だったが、咋秋から思うところあってクロスバイク(自転車)で自宅から約2.5Kmの大仏殿裏を通り通称二月堂裏参道をのぼって、最後は徒歩で階段を上がり絶景の二月堂回廊へ。今が一年で最高に気持ちが良いシーズンながら、もう一か月もすれば早朝でも汗だくの修行になる。

今年は随分早く日本語翻訳版カタログが納品されたのでご案内しておきたい。
ここ数年は多めの生産中止と寡作のニューモデル発表が続いた結果、コレクション全体のスリム化が進んだ。ところが何故か今年スイスのバーゼル会場で調達した英文のカタログは例年より厚みを増していた。表紙等の外回りは例年と変わりないが、中の製品ページの紙質が従来の光沢の有るコート紙系から艶なしの落ち着いたマット紙系に変更された。また新製品を中心に主要な製品掲載ページにはカラトラバ・クロスの地模様が細かく薄めに敷かれている。かなりゆったりと製品がレイアウトされておりキーになるモデルは実物大ではなく大きく拡大されて1ページに1点の贅沢な割り振りとなっている。このレイアウト方針変更によってカタログのページ数が昨年の84ページから108ページに増量された。掲載モデル数は189点から164点に25点も絞られている。ムーブメント紹介数はほぼ変わらないので、本当に贅沢なレイアウトが採用されている。しかし一部モデルの実物大でない拡大サイズ掲載で、これまで可能であった大きさの目途がつき辛くなっている。またお目当てのモデルを探す際のスピーディーさに少々欠ける。
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マットな紙質はインクが沈みやすいので従来より若干色目が濃くなる傾向にあるが、そのことでより現物に近づく事も、そうでない場合もあるので一概に良し悪しは言えない。最近になって気が付いたが昨年までは各モデルのスペックとして駆動方式(手巻き、自動巻、クォーツ)の表示がキッチリされていたが、今年はクォーツ以外の駆動表示が無くなっている。その代わりなのか簡単な機能表示が付加されている。例えば"レトログラード日付表示針付永久カレンダー"とかなのだが、誰が見ても解る"日付"や"ムーンフェイズ"等の表示は不要だと思う。むしろ我々でも普段あまりなじみの無いモデルだと手巻・自動巻の判断が出来ない事もあるし、巻末にはある程度のスペックが記載されているので、個人的には昨年までのスタイルの方が良かったのではないかと思っている。
例年は5月中旬頃に航空便で輸入される最速少量ロットから各正規販売店に取り合えずの部数が配布される。今年は4月の中頃だったので一か月くらい早い到着だった。ただこの早期ロット分は配布数の関係上、場合によっては品切れすることが有る。店頭で常時確実にお渡しできる日本語版のカタログ到着は、船便の為に例年通りであれば夏の初め頃か。
尚、過去にご来店頂いてご住所お名前を頂戴しているお客様にも是非ご来店を頂きたいが、メールや電話でもカタログ請求には対応致します。但し前述の理由で少し日数を頂く事があります。これから新たにご来店を頂くお客様には店頭でお名前・ご住所を頂戴してお渡し、または後日郵送させて頂きます。ただ現在お渡ししている早期到着カタログのプライスリストには2019ニューモデルの価格が未掲載であり、後述の価格調整も有る為に新価格表は現在制作中と思われる。あらかじめご了承頂きたい。当面我々の為にもエクセルでオリジナルの価格表を手作りする必要がありそうだ。

来る2019年6月1日に日本標準小売価格が改定される。パテック フィリップは印象として他ブランドに比較して価格をいじらない気がする。前回は2016年11月1日だったので、なんと2年半ぶりという事になる。これは時計に限らず現在の高級ブランドビジネスに於いて異様に長い据置期間と言える。ただこの間にノーチラス3針SSブレス5711/1Aと同プチコン5712/1Aだけは、あまりにも高騰する2次マーケットの相場を鑑みてブランドとしては異例の価格調整(値上げ)がなされたが、予想に違わず『焼け石に水(露ぐらいか?)』にしかならなかった。今回の改定でもこの2品番は調整的と思われる値上げがなされ2016年改定時を基準にすれば2回の調整で20%ほど高くなるのだが、恐らく2次マーケットも連動して相場が変動するだけで人気度合いや市場での渇望感の変化は今回も無いだろう。
ただ、強調しておきたいのは今回の改定は全般的な数%アップという単純な値上げではなく、かなりの品番で税別1万円(0.数%)の値下げになっている。また変更なしで据え置きも相当にある。値上げに関しては今年の新製品でコスチュームチェンジモデルが発表された現行モデルが、現在のコストを反映をしたニューモデルの価格設定に合わせる形で値上げされているケースが目立つ。例えばアクアノート・ジャンボRef.5168Gの010(新製品カーキグリーン)001(現行品ブラック・グラデーションのブルー)。レディス・ノーチラスのローズゴールドRef.7118/1200Rなどもそうだ。手元の新価格表には大量の生産中止品番も含んでいる為にカタログ掲載数とは合致しない約345点程がリストアップされている。その中の時価(Price on request)モデル約50点を除いた内訳は値上げが20点、値下げ125点、据置変更無し約150点となっている。値上げ幅で最大は11%強だが殆どが5%迄である。値下げはとても不思議で価格帯に関係なく押しなべて税別1万円下げられている。なるほどフムフムという価格調整ではなく、過去どのブランドでも経験のない個人的には少々理解不可能な今回の価格調整である。ただハッキリ言えるのは少数の値上げも含めて、パテックブランドの我々の商売への影響は殆ど無いだろうという事である。まあ冒頭でも触れたがパテック フィリップは出来うる限り価格変更をせずに済ませたい方針なのだと思う。勿論この調整は日本だけではなく全世界的な調整になっているはずだ。
尚、リングやカフス等の時計以外のジュエリーは全て据え置かれ今回の変更はない。ストラップ、駒、バックル等のパーツも修理料金も同じく一切変更無し。

文責 撮影:乾



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