パテック フィリップに夢中

パテック フィリップ正規取扱店「カサブランカ奈良」のブランド紹介ブログ

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ここ2年ほど当店では真夏のお盆にパテックフィリップ展を開催してきた。お盆は意外にも皆さん自宅に居て、近場をうろうろするだけだ。とか、ゴルフも暑すぎて行かない。とか、東名名神のような大動脈は混んでるが、阪神高速などはガラガラだ。とかいう諸々の理由付けでそんな時期に開催してきた。実際のところパテック正規販売店としては後発の当店がサンプルを4日間も抑えるのはお盆しかなかったという理由も大きい。
ただ難儀なのはお盆の一週間後の東京都内某有名百貨店のワールドウオッチが毎年新作の一般公開スタートと決まっている。その為に、お盆には会場に新作は飾れないし、事前にモデル指定でキッチリ申し込んで頂かないと新作はご紹介出来ない。実際にはよほどのご常連様以外にお目に掛ける事はなかった。
で、今の時期はどうかというと今年の2018新作が皆さん気になり出す頃なので、全ラインナップがもちろん見れてもナぁ。ということになる。ただパテックフィリップの年度初め(2/1~)なので今年の仕入れ枠がまっさら状態な為、お品物を決めて頂ければ、早目の納品が可能なモデルが多いというメリットはある。さらにパテック フィリップ展(通称PP展)での決定品は通常営業時での客注品よりも早く優先的に納品される傾向がありそうだ。これは経験的にたぶんと言う事である。

2018 CASABLANCA PATEK PHILLIPE EXHIBITION
日時:2018年3月3日(土)・4日(日)の2日間 11:00~19:00
会場:カサブランカ奈良2階パテック フィリップ ショップ イン ショップ コーナー
※この時期の奈良は東大寺修二会のお水取りお松明の行(3/1-14)なので当店行き帰りは時間帯によって混雑が予想されます。
※画像は2017新製品Ref.6006G
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ただ単に展示会をするだけでは無く、当店流の何か"らしさ"を出せないものかと知恵を絞った。
CASABLANCA PRESTAGE WATCH FAIR:昨年以来ずっと導入を検討してきたジャーマンウオッチ"Moritz Grossmann"。実は一本愛用もしている。ただその価格帯的な敷居の高さゆえ最後の一歩の勇気が出ず、悶々とした一年だった。今回パテックと同時ならという無理やりの口実もあって、特別に期間中展示する事になった。どなたかがご成約という事になれば常時取扱いという羽目(では無くて"契約"か)になるだろう。この特別出品は個人的に今回の目玉。スイス時計の至高であるパテック フィリップを志向される方々に、このニッチながらジャーマンの正統性半端ではないドイツ時計は支持されるのであろうか?
そこまでやるなら一階の取扱いブランドにも声掛けして普段目にする事のない、当然在庫にするわけない高級ゾーンの貸し出しをお願いした。結果プレステージフェアと括らせて頂く事になった。クレドール、モンブラン、クエルボイソブリノス、ブライトリング等が対象である。これについてはフェアWEBページを今後作る予定なのでそちらで内容確認ください。
※画像は"アトゥム・エナメル ジャパンリミテッド"WG(税別440万円)、RG(410万円)各7本限定


MORITZ-GROSSMANN-001.jpg
カサブランカ奈良ミシュラン:期間中ブランドを問わず税抜き100万円以上ご成約で、当店(乾?)推薦の夜な夜な徘徊店舗のお食事をお楽しみ頂こうという企画。ペアお食事券(3か月間有効)をお渡ししますので、ご都合の宜しいスケジュール(昼夜いずれも可)にてご予約いただきお楽しみいただきます。ただしお飲み物は各自ご負担いただきます。

ご協力店:奈良而今(ナラニコン・茶懐石)、La forme d` eternite(ラ フォルム ド エテルニテ・フレンチ)、Banchetti(バンケッティ・イタリアン)の3店にお願いしております。すべてこの2年以内にオープンしたお店ですが、既に結構予約必須の人気店になっています。


ポルシェの試乗体験:昨年春、近隣のPORSHE CENTER NARA様の試乗イベントにコラボレーションしてパテック フィリップの特別展示を行った。それの逆張りで展示会期間の2日間(12:00~17:00程度?)、当店駐車場に2~3台の試乗車と先方のスタッフが常駐し、試乗体験をしていただこうというコラボレーションイベントである。恐らくマカン、パナメーラ等の4座以上モデルが置かれてそうで、ボクスター、ケイマン等の2座モデルのご希望があれば、ポルシェセンター迄試乗車に同乗頂いてポルシェスタッフが送迎という形を取ります。
※現在ポルシェ本体のイベント承認待ち。時計業界以上にレギュレーションが厳しい輸入車業界デス。

皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。予約なんぞは要らない気楽な展示会です。ただどうしても時間限定や見たいモデルに限定が有れば事前にご連絡ください。(ただしノーチラス・アクアノートのステンレスモデルはご勘弁ください)

文責:乾

例年の事である。今年は6日に生産中止予定モデルの追加・変更の通達が来たらしい。"らしい"とはまたええ加減な表現だが、2月は例年恒例の毎週東京詣でなので今朝見た。スタッフの教育できとりまへん。要は社長が甘くてボンクラ。大小問わず、こういう一見些細なことがいずれ致命傷となり企業はご臨終となる。しっかりせんかい!(千回)と自分自身に"活!"を入れる乾です。
変更は、ポケットウオッチRef.972/1J-001の生産中止追加。中止予定だったスプリットセコンドクロノRef.5950R-001の生産継続にての復活。以上2点で大勢に影響はない。何故か懐中時計の画像は既に公式HPには無い。2017ゼネラルカタログには掲載されている。HPに今時点で生産中止発表され未掲載のモデルはこの一点だけ、何ゆえか?実は心当たりがある。でも、チョッと書けないんだナぁ。(以上2/8加筆)

昨日、数時間を掛けてふうふう言いながら書き込みまくった記事が何故か今朝消えていた。
そして実に億劫な書き直しをする前に雑事にかまけている最中に価格改定の続報が来て、そっちが優先となった。アップしたらインスタにも反映し、FBにもついでにとやってるうちに、来客もあってこんな時間になってしまった。ところが書き直し作業を始める段になって昨年の2017生産中止記事をコピーの上で修正作業していた事に気づき・・・ひょっとして、やはり昨年の記事の直上に昨年日付のまま保存されていた。横着は自滅の元になる。いわゆる自業自得(この言葉はおかしい、自分が得して無い)・・自業地獄の方が今の気分。
閑話休題、ともかく助かった。正月二月堂のみくじは"末吉"、氏神様の漢国神社(かんごうじんじゃ)で掟破りの再挑戦も"小吉"。凶が出なかったのでお見捨てだけは免れたようだ。以下、書き直しせずに原文ママアップしますので文脈少し相前後等をご容赦願います。

昨日、異常人気モデルのノーチラスの特別価格改定をお知らせしたばかりの本日、ようやく熱っぽさも取れ始め風邪退治モードに入っていたらまたも熱のぶり返しそうな入荷と通達がパテックフィリップから同時にやって来た!
書きかけの記事やらお触りしかけたイケメン画像なども中途半端にあって、なんせ最近納品した実機撮影をご承諾頂いたモデルなだけに気が急いて・・・

本日入荷品は昨年白文字盤が生産中止になってブラックダイアルとして新たにリリースされた年次カレンダーフライバッククロノグラフRef.5960/1A-010。で、ですよ。やってきた通達が2018生産中止(通称RUNOUT)モデルのご案内で、この着荷ホヤホヤも入っており非常に複雑な心境にならざるを得ない訳です。たった1年でのディスコン決定した新規在庫品の販売に吉と出るか凶と出るか・・・

前年に引き続き、本日は取り合えず画像又は過去記事リンク付きリストのみ。明日以降に徐々に肉付けするかも・・

※当然現在製造仕掛かりの物もあるだろうし、2018年度(2月~2019年1月)中に生産が中止になるリストなので、たちまち全てが一切手配不可という事もないのは昨年同様。時々アレッ!というディスコンモデルの入荷案内というサプライズ仕入というのもパテックにはあるので、皆様のご希望品は精一杯探したい。簡単ではないけれど、あきらめませんの精神で・・・
と書き込んでいる間にいきなり5200-010の入荷案内が飛び込んできて、全く油断も隙も無い。もちろんお宝は即仕入!

斜体太字のRefは今日現在で当店在庫あり。
メンズ

ミニットリピーター
5207/700P-001 5208P-001
スプリットセコンドクロノグラフ
5950R-001 5959R-001
※上記4モデル全て時価(Price on riquest)この辺りのモデルを過去記事リンクできない悲しさをバネにひたすら書き続けるとするか。
永久カレンダー
5139G-010(926) 5140P-017(1,174) 5270R-001(1,792) 5940G-010(952)
年次カレンダー
5960/1A-010(556) 5205G-001(523) 5205G-010(523)
クロノグラフ
5170R-001(884) 5170R-010(884)
ワールドタイム
5131R-011(742)
カラトラバ
5116R-001(285)
ゴンドーロ
5200G-001(603) 5200G-010(603)
ゴールデンイリプス
3738/100G-012(290) 3738/100J-012(269) 3738/100R-001(290)

ミニットリピーターに関しては昨年に11Ref.ゴッソリディスコン(生産中止)が今年はわずかに2モデル。しかしこの2モデルは只のグラコンならず究極雲上スーパーグランドコンプリケーションである。もちろんそのまま空席はあり得ない予想をしている。
スプリットは自社クロノキャリバー初出のCH27-525搭載モデル全般にありがちな短期生産中止の流れに乗るもので流通個体を抑える事で将来の希少価値(資産価値とは書きません。いや、書けません!)を狙っているのだろう。
永久カレンダーは個人的に悲しい結果に、好みのワンツーモデル(5139G,5140P)が揃って鬼籍に入ってしまった。さらにクロノを搭載したダブルコンプリの5270Rは昨年のバーゼルワールドでのスイスパテック社のガラディナーパーティーの際、ティエリー・スターン社長自らがご着用されていたモデル。何ぞ狙いが或るのやら無いのやら・・
普通?に販売できないクロワゾネワールドタイム5131Rは、例年なら今年度もダイアルデザイン違いのクロワゾネ仕様で枝番替わりの2018バージョンが出そうなもの。しかしながら昨年プラチナブレス仕様が登場したのでこれは何とも予測付き難し。
カラトラバ5116Rは正直5119Rとの違いが我々プロでも並べぬ限り見分けが付かない。ただ個人的にはこの100人に一人しかわからん様な"実はね"モデルが大好きだ。様は只の時計フェチです。
ゴンドーロの人気モデル8デイズ両落ちには少しビックリ。専用ムーブだけに今後の動向が予測不能ながら何か出てきて欲しい!
イリプスの18金3素材全落ちは予想通りで発売50周年を記念して私見ながら継続となったプラチナ5738P-001と同サイズ34.5×39.5mmで3素材出揃うのではなかろうか。時代はサイズアップトレンドながらも近年はサイズダウンへの見直しもある。でも現行の18金イリプスはあまりにも小さ過ぎた。実を言うと"小ぶりフェチ"でもある自分自身の愛機は最近ブログアップもしたYGのイリプス。まず洋装の時には巻かないが大島紬との相性の良さは抜群だ。
閑話休題、イリプスに関してこのサイズリプレースのみで終わるのか否や?アチラの世界はクォーター(25年)が重視される。となれば50年はもう少しサプライズがあるかもしれない。しかしノーチラスとはベーシックに人気度合いが違うので意外に現実的かも?のティエリー社長はどこまでやるのかやらないのか・・・


レディス
ミニットリピーター
7000R-001(時価Price on riquest)
年次カレンダー
4948G-001(767)
カラトラバ
4895G-001(2,286) 4895R-001(2,286) 7200/1R-001(446)
ゴンドーロ
4973G-001(520)
昨年同様に豪華なジェムセッティング3型に加えてレディス唯一のグラコンミニットとお別れする事になった。

メンズ、レディスとも今年は少なめの生産中止。メンズスーパーグランドコンプリとレディスの高額ラインについては見直しなのかお見送りなのか。昨年までの世界的腕時計不景気は多少解消しつつあり、特に超の付く高額腕時計は絶好調(日本だけ?)と言われる状況の中なので正直真意は読めません。今年はこの辺りぐらいしかバーゼル詣(3/22-27)の目的が無くなった。確か1300社程度あった出展社が今年は700とも900とも言われているし、会期も2日ほど減るBASELWORLD。ROLEX&OMEGAとバイバイし、毎年ワクワクだったブライトリングも来年からは1月のジュネーブSIHHに移行する。かといって航空券は最低現地滞在5日未満は急に高額になるのでとんぼ返りも出来ない。と言う事はスタッフ不足に早く何とか目途付けて来年のバーゼルはパテック+気が向いたトコだけ挨拶廻りを一日で済ませて、市場調査と称してイギリスのアイラ・ロー&ハイランド等々のディスティラリー巡りでも計画するしかバーゼルに行く理由がなくなりそうだ。とてもこのシーズンにマッターホルン再登を狙える実力は無いし・・

ちなみに今年は年々口煩さがエスカレートしている姐を同行せず、一人気楽な道中の予定。

文責:乾

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ここのところ毎日のようにPPJから通達が来る。日によっては山のように来る。しかも部署が違えば別便で来る。たまに同じ部署でも通達封筒の準備時間のズレなのか?別便で来たりする。恐らく少数精鋭過ぎて梱包しなおしたり、正規店30ドアのトレイをオフィス内の何処かに作り、各部署がほり込んで、集荷30分前にその日の専任担当が一気に梱包するなんて事やってられないのだろう。
お客様を今か?今か?と待ち続けている当店なら三日分位まとめて別店やお取引先に送らないと、ヤマトさんも郵便局さんも値上げラッシュの昨今、私の飲み代が出ません。

で、昨日は久々にたまった実機ブログネタを後回しせざるを得ない、例年恒例の通達をネタに3時間かけて書き上げたものが、ケアレスミス?で跡形も無く消え失せ、今朝から超ブルーな乾です。テンション上げてもう一回書きなおそうかと思っていた矢先、来ました又してもの嫌な予感の宅急便。
中身はたった2日前にFAXで今月26日頃決定通達となっていたノーチラス2モデルの超特急価格決定のご通達。

ノーチラスSS3針モデル
Ref.5711/1A-010&011 3針ブラックブルー及びシルバリィホワイト
現行税抜2,710,000円→3/1以降3,080,000円 税込では2,926,800円→3/1以降3,326,400円

ノーチラスSSプチコンプリケーションモデル
Ref.5712/1A-001
現行税抜3,630,000円→3/1以降4,120,000円 税込では3,920,400円→3/1以降4,449,600円

そう、あれれ、なんですよ。値上り率はどちらも約13%程度で一昨日の20%とは大きく乖離している。これは何ゆえか?
2月中旬に東京で毎年恒例の正規店の連絡会があるので、その際に理由がわかると予想している。個人的には各国や各エリアで上げ幅の調整があったのではないかと思う。何故かというと日本ほど正規販売店が、お行儀良く売っている国は無いと聞く。とても詳細は書けないが少数のお客様から他国の正規店での信じ難いご体験談を聞く事も有りますので・・
まあバーゼルに行けば少なくともスイスの価格は分かるが、設定価格を本当に知りたい国はアソコやアッコだったりなので・・・


まあ、後半は全くの私見による与太話です。今回は画像も無しの無味乾燥で失礼。

文責:乾

追記、さてこれで我々正規店と本当に所有・愛用を切望しておられる時計愛好者(特にパテックファンで既愛用者)の需給バランスがどれ位改善されるか?完全予測ながら3針は両色とも何ら変わらないと思う。プチコンは多少玄人筋の方々の動きが鈍る程度かと・・

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更新が中々進まない中、他の記事を準備中にエライNEWSがパテックからFAX。
超売れ筋の2モデルノーチラスSS3針Ref.5711/1A-010ブラックブルーダイアル、011シルバリィホワイトダイアル、及びプチコンSSRef.5712/1A-001が3月1日より約20%アップとなる。これはあまりにも加熱し異常化するこれらのモデルを適正な需給バランスに近づけるための世界規模の特別措置。
具体的なプライスは2月26日頃決定される予定。仮に現行の5711/1Aなら271万が325万円程度となり税込では350万程度となる。でも、これでも需給がそんなに解消されるのか個人的には疑問である。
プチコン5712/1Aについては現行363万が435万円程度で税込み470万円程度になってしまう。コチラはかなり需給解消しそうな気がしている。
取り合えずの速報です。文章だけじゃ寂しいので既存画像を一応貼っときます。超人気3兄弟揃って格上げ!!
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文責:乾

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Georgia on my mind(我が心のジョージア)が下手なカラオケの十八番。絶唱タイプの英語の歌なので聞かされる方はかなり心地悪いだろうなと思いつつ酔いが進むと、ついリクエストしてしてしまう。気分は完全にレイ・チャールズ・・
このジョージア州の州歌にもなっているこの名曲を、個人的にはずっとレイ・チャールズのオリジナルナンバーだと思っていた。だがウイキペディアによれば彼の生まれた1930年に作詞作曲され多くのミュージシャンにカバーされたジャズのスタンダードナンバーとある。レイ・チャールズ自身のカバーは1960年でミリオンセラーの人気を博し、1979年に州歌となり1996年の州都アトランタでのオリンピック開会式では彼が歌唱している。

最新のパテックフィリップマガジンⅣ04号巻末の連載「時計のある人生」には6~7歳の頃に緑内障で全盲になったレイ・チャールズが名声の頂点にいた1963年に時計愛好家のプロデューサーからユニークな時計をプレゼントされた逸話が取り上げられている。パテック フィリップが初めて特別製作したプラチナ製点字腕時計Ref.3482は強力なぜんまいを備える懐中時計用のムーブメントが積まれた。点字時計は時分針を指で触れるために強力なトルクパワーが必要とあり、指での判読を容易にすべくダイアルは当時としては大きな37mm直径であった。掲載イラストでは詳細は不明ながら指先で触るダイヤモンドインデックスが採用され、むき出しの文字盤を守るヒンジ付きのカバーにもダイヤモンドがセッティングされていたラグジュアリーウオッチだったようである。オリジナルのレザーストラップ仕様は彼の常時着用で後にプラチナのメタルブレスに交換されたとある。
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記事を書いているジョン・リアドン氏はレイ・チャールズの息子であるレイ・ジュニア氏に取材の機会を得て、この時計に関する様々なエピソードを文中で紹介している。一文を引用すると
「父親にとって時刻は重要でした。盲目なので、昼夜が分からなかったからです。少なくとも一時間に1回は、軽く時計を叩いてカバーを開き、文字盤の上を優しくなぞり、時計を耳に当てて、リズミカルな音を聞いて微笑みました。その音だけで父は幸せだったのです。(原文のまま)」
調べてみると今は流行りのスマートウオッチタイプの点字腕時計も作られているし、安価なクオーツの物もたくさん作られている。しかしクオーツ以前の1960年代前半にこんな贅沢でしかも実用性もある盲人用時計を常用出来た人は世界中にどれだけいたのだろう。またそのリクエストに答えたパテック社も凄いと思わざるを得ない。勝手な憶測だが恐らくパテックにとってアメリカが特別に重要なマーケットであったかの証ではないかとも思われる。
その関りはブランド創業間もない1854年のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテック自らの初訪米にはじまる。1895年にはアメリカに代理店を設立。1900年前半にはよく知られたヘンリー・グレーブス・ジュニア氏とジェームス・ウォード・パッカード氏の超複雑系時計コレクション競争。1940年から1960年代初めにかけては生産本数の約半分がアメリカ人に販売されていた事実(PPマガジンⅣ03)。そしてパテック社による世界初のアンティーク時計展示会を1969年テキサス州ダラスで開催している。新しいところでは今夏ニューヨークで「ウオッチアート・グランド・エキジビション」の一大イベントを開催・・・
あらら、話がずいぶん脱線しましたが、今回はファンのレイ・チャールズがパテックの特殊時計を愛用していたとは、目からうろこの乾でした。

文責:乾

パテックよりイレギュラーなプチ製品追加情報が来た。こうゆう「突然お邪魔します!」的なモデル発表はいつも可哀そうだと思ってしまう。拙ブログで毎年一番アクセスが多いのがバーゼル訪問前後の新製品紹介編。2番目がそれに先立つ生産中止情報編。それほど時計ファンにとってお気に入りブランドの継続・廃番・新作は気になってしょうがないところ。昨年のノーチラス発売40周年記念限定モデルの様にストーリーが有ってそれだけで盛り上がれるタイムピースは良い。むしろブランドにとって貴重な別アカウントでの商戦作りも出来よう。だからこそ中々周知されにくいであろうプチ情報も丹念にお伝えしてゆきたい。けっして流行らない(流行り過ぎた?)寿司屋のようにネタが尽きたという訳では・・・

レディスの年次カレンダーは2005年にメンズ2代目Ref.5056と似た顔Ref.4936で発表された。女性向けにマザーオブパール(MOP)文字盤が採用され、WGにはタヒチ産黒蝶貝、YGとRGにはバリ産白蝶貝が使われていた。ベゼルには二重巻きでダイアモンドセットされていた。パワリザはゼンマイ臭いのが敬遠されてか省かれていた。翌年の2006年には豪華仕様のケースサイド及びラグにもダイアジェムセットがなされたRef.4937が追加されている。なぜかWG仕様はインデックスは斜体のかかったアラビアで転写となっていた。

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4936&4937のコンビは結構ロングセラーとなり2014年まで生産されたが、2015年発表の現行モデルRef.4947&4948に引き継がれた。二世代目の主な変更点はベゼルのみダイアの4947はダイアルがMOPからソリッド通常文字盤になり、ケースサイドとラグまでダイア装飾の入った4948のみがMOP文字盤とされて住み分けが図られた。インデックスは全て正体のアラビア植字となりケース径が1mmUPした。少し若返った印象だろうか。いづれにしても美人姉妹のような関係が続いている。
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で、いつもどおり前置きが終わって、今回の新色は豪華仕様の姉のWG素材の文字盤変更である。画像は質感が出ていないが資料には真珠母貝とある。我々もスイスパテック社のHP上の画像確認だけなので判然としないがアラビアインデックスのみが鏡面シルバー色(下画像とはかなり違うが?)でレールや曜日、月等のディスプレイはブラックのようだ。でもこの顔どっかで見た既視感があると思ったら、今年バーゼルでレディス永久カレンダーRef.7140に素材追加されたWGのスペアストラップ(シャイニーグリーンターコイズアリゲーター)仕様とか、妹分の年次Ref.4947Gに文字盤追加されたシルバリィ バーティカル アンド ホリゾンタル サテンフィニッシュド ダイアル(長っ!)とか。
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ともかく最近のパテックのトレンドなのだろうレディスはブルー系やグリーン、パープル、ピンクなど明るいビビッドカラーのアリゲーターストラップの採用がラッシュだ。

Ref.4948G-010 レディス年次カレンダー

ケース径:38.0mm ケース厚:11mm ラグ×美錠幅:19×14mm 
防水:3気圧
ケースバリエーション: WG(別ダイアル有
文字盤:バリ産ホワイト マザー オブ パール、ゴールド植字インデックス
ストラップ: 青緑系アリゲーター ※カラー名称不明、パテックHP記載のブリリアント・ミンクグレーは誤植と思われる為
バックル:ピンバックル(Prong buckle)
ダイアモンド:ケース347個~2.65ct リューズ14個~0.06ct バックル27個~0.21ct 合計388個~2.92ct
価格:税別 7,670,000円(税込 8,283,600円)2017年9月現在
9月よりデリバリー予定

Caliber 324 S QA LU
直径:30mm 厚み:5.32mm 部品点数:328個 石数:34個 受け:10枚 
パワーリザーブ:最低35時間~最大45時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動 
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)
尚、スピロマックス等のパテック フィリップの革新的素材についてはコチラから

PATEK PHILIPPE 公式ページ

文責:乾

パテック フィリップのブランドの歴史を集大成した豪華な書籍「PATEK PHILIPPE THE AUTHORIZED BIOGRAPHY」が届いた。
相当な重量物なので梱包も頑丈。捨てるのが惜しい立派な輸送用梱包箱
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まるで上質なチョコか菓子折りの様に金色のカラトラバ十字がモノグラム紋様に刷り込まれた薄紙で丁寧に包み込まれている本体
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ついにご本尊を拝むことが・・
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数か月前に前もって届けられた専用のブックスタンドに乗っけてみた。スタンドがあまりにも早く来ていたので、自分を含めて誰かが到着した本尊を間違って紛失したのではないかと一時は疑心暗鬼に駆られることも・・ご尊顔を拝見できてホッ!
中身は全て英語なので画像を眺めてどうしても気になる部分は妖しいリーディングをするしかない。パテックは書籍を結構発行していて中身的には過去に使われた画像が大半であり、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックそしてジャンーアドリアン・フィリップ各氏のブランド黎明期から始まるストーリーも従来の物がなぞられている。当然いまさらの新事実が出てくる方がおかしい。ただ全25章からなるストーリーは、これまで色々な書籍で取り上げられてきたエピソードやエポックメイキングな時計紹介を時間軸で追いかけ順序だてて構成しなおされた初めての文献だと思う。特に1932年以降の経営権を受け継いだスターンファミリー4世代(現代パテックと呼びたい)の我々にとってなじみ深い8章以降のストーリーが全体の7割程度なので親しみやすい。

P128-129 左が1900年代前半にアメリカで大成功した高級自動車パッカード社の創業者ジェームズ・ウォード・パッカード(James Ward Packard )氏の為に1923年に、右は同時期に活躍した銀行家ヘンリー・グレーブス・ジュニア (Henry Graves Jr. ) 氏用に1927年に製作された永久カレンダー付テーブルクロック。
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P326-327 スターンファミリー2代目アンリ氏夫妻の日本初訪問は1963年。クォーツショック真っ最中!背景はどうやら金閣寺?この訪問時に日本で初の展示会(左下)が東京で開催された。カラー写真は1967年に3代目フィリップ氏(初来日)と父親のアンリ氏。宴席を設けたのは日本にパテックブランド導入をされた一新時計創業者の西村隆之氏(故人、後列右から二人目)のようだ。告別式に会葬した記憶が・・DSC_8827[1].jpg
P.304-305 1976年に始まるノーチラスヒストリー。初代Ref.3700/1Aから2016年の発売40周年記念限定モデルまで主要モデル全30型が掲載されている。面白いのは30周年の2006年までが11モデルでその後の10年間で19モデル掲載というバランスの悪さだ。これはノーチラスの薄さと強靭な防水性能を両立させていた特徴的な2ピース構造が、2006年にフルモデルチェンジと言える3ピース構造に変更された事によって搭載可能なムーブメントのバリエーションが増え、一気にノーチラスコレクションが多彩になった事を示している。
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554ページの極厚本でズシリと存在感のある豪華本。店頭でいつでもご覧いただけます。ご希望の方には販売も可能です。税別定価24,200円は立派な装丁とボリュームからしてかなりパテック社が持ち出しをした特別価格と思われますナァ。

文責:乾

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昨年度に引き続き今年もお盆に「パテック フィリップ展」を開催いたします。

カサブランカ奈良『2017パテック フィリップ展』
日時:8月11日(金・祝)~13日(日) 3日間 11002000
場所:当店2階パテック フィリップ・コーナーにて

普段店頭ではご覧いただけないグランドコンプリケーションを始め、通常はショーケースに並ばない希少なモデルやレディスコレクションまでほぼ現行モデルのフルラインナップをご覧いただけます。同一モデルの素材違いや文字盤違い、またご興味のある複数のモデルを同時に並べて見較べられる事もパテック フィリップ展の魅力です。またカフリンクス等のアクセサリーについても多数展示致します。
世界最高峰の時計ブランド"パテック フィリップ"の様々なモデルが一堂に集う特別な3日間。ぜひこの機会にご来場いただけますようスタッフ一同心よりお待ちしております。



パテック フィリップのメタルブレスの種類はあまり多くない。そもそもメタルブレスモデルラインナップ自体が少ない。2017カタログ掲載モデル数195本の内47本が金属ブレスモデル。その内26本は人気シリーズのノーチラス(全32本)で、大半を占めている。ノーチラスシリーズだけはブレスレットウオッチのイメージが先行している。今回はこの印象的なブレスレットネタで・・
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ノーチラスのブレスレットはサテン(艶無し)で中央リンクがポリッシュ(艶)のコンビネーション。面積比では地味なサテンが大半だがイメージは大変艶っぽい。あまりにも特徴的で一目でノーチと判る。このブレスはともかく薄い。特に3針は時計そのものが薄い(8.3mm)ので時計側からクラスプ側までずっと薄さ一定のままだ。現行モデルの一つ前のRef.5711旧バージョンでは実は微妙にブレスの厚さを確保してネジ留形式が採用されていたのだが、着け心地を最優先して現在はピン留めに戻されて薄いブレスが復活している。
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前置きは此処までで、この着け心地が命のノーチラスの着用にあたってとても大切なサイズ調整の裏技をご紹介したい。一見、何駒取るかだけの単純な調整しかないようだけれど実は半駒単位の調整が可能である。この話、もちろん知ってる人は知ってるが、実はあまり知られていない気がして取り上げてみた次第。一般的な時計ブレスレットでは製品出荷状態で通常の駒と少数ながらその半分程度の半駒と呼ばれる短い駒で構成される事が多く、どちらの駒をどれだけ取るかの組み合わせで微妙な調整が可能だ。もちろんノーチラスの様に通常駒のみで構成されるブレスも多々見られる。代表的なのはロレックス。ただし一駒が長いスポーツタイプのオイスターブレス採用モデルはクラスプで微調整が出来るようになっている。ノーチラスの両観音クラスプにその機能は無い。着用感を高めるため極めて単純でこれまた薄く作られている。
ではどうするか?パテックは実にユニークな発想で1.5駒と言う長駒を別売で用意している。
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先日、実際に装着させて頂いた顧客様のお許しを得て画像取り。6時と12時側双方から各1駒で2つ取って、12時側に1.5駒を着けさせて頂いた。結果6時側は1駒分短くなり、12時側は半駒分長くなっている。かなり6時側を短めに調整させて頂いた。もちろん単純に6時側を2駒外して1.5駒に変える調整も可能で、オーナー様のリストを拝見してお好みも伺ってその都度やり方を決める事になる。
でもなぜ半駒対応にしなかったのか?パテックの回答は「1.5駒の方が半駒よりも通常駒との違いが目立ちにくいから・・」との事だった。ただノーチラスブレスの場合、センターリンクのピッチを変えでもしないと半駒は作れそうな気がしない。結果1.5駒にするしかなかったのではないだろうか。
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気になるお値段ですがステンレスで1.5駒は税別23,000円。結構リーズナブルではなかろうか。ちなみに通常駒1駒が税別20,000円とあまり変わらない。
アクアノートやトゥエンティ―4などの他の形状のブレスレットはどうか?やはり同じように1.5駒が用意されている。例外はコレクターズアイテムで入手困難なスケルトンウオッチのRef.5180の1モデルのみが半駒対応となっていた。但し価格は通常駒と同額である。link-price2.gif
面白いのは他ブランドだとブレスレットタイプが異なれば駒価格も異なる事が殆どなのにパテックはどのブレスレットも同価格と言うのがアバウトなのか?太っ腹なのか?
ともかくメタルブレスモデルの着け心地がしっくり来ない方は是非ご相談ください。

文責:乾

ARCHIVEを英和辞書で引くとアーカイブ(英:古文書、古文書、保管所・・)等と出てくる。実は自身でも概念を把握せぬまま日常茶飯時に気がつくと使っている事が多い。年甲斐もない知ったかぶりほどぶざま極まりないと自覚しているのだが・・
しかし、日本の辞書を引くと(重要記録を保存・活用し、未来に伝達することをいう。日本では一般的に書庫保存記録と訳されることが多い)とある。
さてパテック フィリップにおけるアーカイブも後者の意味合いが強いように思う。他ブランドでは対応している例を聞かないが、過去の販売履歴をジュネーブで一元管理しているパテック フィリップでは有料でこの台帳(Archive)の抄本?(Extract)を発行している。何らかの理由で手元にやってきた個体の品番、キャリバー、ケースNo.とムーブNo. 製造年度と販売の年度と月、さらにケースとストラップ(ブレスレット)の素材を確認する事が出来る。まずまず本物か否かの証明にはなるが、さすがに今現在の時計のコンディションや構成部品、素材の信憑性までは責任の範疇ではない。
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画像は昨年秋に当店に発行依頼のあったお父様から譲り受けられた時計のアーカイブ。ご了解を得てスキャンさせて頂いたが固有番号はダミーである。1969年製の手巻きカラトラバで18金イエローゴールド製ケースとブレス。
発行手数料は税別13,000円で9月頭に預かって2か月弱期間を要した。この個体はスイスまで行かずに東京のパテックのオフィスで申請用の画像撮影等がなされている。このシステムどこまで知られているのか良くわからないのでご紹介をした。ご希望が有ればどうぞお持ち込み下さい。

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