例年、今時分は湿気と暑さで閉口するのだけれど、今年は網戸越しの心地良い涼風で、寝心地が良い日々が続く奈良。ついつい寝すごして早朝トレーニングをサボってしまうのが、頭の痛いところだ。
記録的に梅雨入りが遅れていた西日本。先日出張した愛媛では、主要河川が既に干上がって十数年ぶりの水不足が心配されている。本格的な給水制限が始まると、街にゴーストタウンの時間帯がやってきて商売どころでは無くなってしまう。自然の気まぐれもお国が変われば、悲喜こもごもである。
さて、少し前に取り上げたストラップ仕様のノーチラスのクロノグラフには同じローズゴールド素材でメタルブレスレット仕様も用意されている。どちらも入荷数が非常に少ないので目にする機会に中々恵まれない。一番大きな違いは勿論ストラップとブレスレットながら、文字盤のベースカラーと6時側のクロノグラフ積算計のインダイアルの色使いと60分積算針が赤では無く12時間積算針と同色の白系となる。
文字盤ベースカラーは、カタログや公式HPカタログでは両者で異なる。ストラップ仕様がブラック・ブラウン、ブレス仕様はブラック・グラデ―ションとなっていて印刷でもモニターでも黒っぽく表現されている。ところが入荷時のブレス仕様の現物は結構ブラウン系の色目に見える。バキュームパックから出して剥き出しにすればダークグレーっぽく見えてくる。両者を並べて見比べる事はまず不可能なので記憶だよりになるが、個人的には少し似た色目に思える。フランジ(文字盤廻りの土手部分)に結構な高さが有って、ローズゴールドの赤目の色味がダイアルに写り込んで茶系統の色目に錯覚させられている可能性がある。
ちなみにプチコンのRGストラップ仕様5712Rもブラック・ブラウンでクロノのストラップと同色である。でも同じブラウン系でもRG3針ブレスモデル5711/1Rはブラウン・ブラック・グラデーションで違う色目となる。
いづれにせよメンズ・ノーチラスの横ボーダーの濃色ダイアルはややこしくて、怪しくて、不可思議でミステリアス。皆さんコイツにノックアウトされてしまう。いつの日かベゼルダイア仕様のプチコン5724Rも含め、夢の競演ノーチラスRG5兄弟全員集合!で胸のつかえを落としてみたいものだ。

※画像にすると結構グレーに写り、ストラップモデルとの文字盤カラーの違いに気づかされる。
積算計廻りの色使いの違いは好みが別れるが、個人的には同色でまとめられたブレス仕様により高級感を感じる。このクロノグラフモデルの草分けは2006年秋のノーチラス発売30周年で発表された5980/1A-001に遡る。その際に採用された積算計インダイアルの色遣いがスポーティーな2色コンビネーション。2010年にはローズゴールド仕様の現行5980Rのストラップモデルがデビュー。初めて同色のインダイアルが採用されたのは2012年に追加されたステンレス素材のシルバー・ホワイト文字盤5980/1A-019からだ。2013年にはSSとRGコンビネーション5980/1ARとRGブレスタイプの5980/1Rが同色インダイアルで発表され現行ラインナップとなっている。

搭載されるベースキャリバーCH 28-520系を積むノーチラス以外のモデル(例:5960等、全て59始まり)に関しても2011~2012年頃から積算計インダイアルのモノトーンへの移行がなされている。どうやらその時期を境にパテックの自動巻クロノグラフの顔は第一世代と第二世代に分けられそうだ。
ところで、この時計は相当に重い。手元の量りでは254g。これは大人気のSS3針5711/1Aの123gの約2倍である。これまで触れてきたパテックの時計の中では二番目の重さだ。一番は40周年記念限定のWGクロノグラフノーチラス5976/1Gで312gの超ヘビー級だった。一般的な現行コレクションに於いて、5980/1Rが最も重いモデルと思われる。
そしてお値段も結構ヘビー級なのだが、此処のところ人気上昇中で購入希望登録は増えつつある。

ケースの厚みは12.2mm。ピン穴が見えているバックル周辺のサイズ調整用駒部分の厚みはメンズ・ノーチラス全てが共通(ピン仕様の場合)で非常に薄い。ケース厚さ8mm台の3針モデル5711やプチコン5712の場合は、同じ薄さの駒が時計部分まで連続している。しかしご覧のように複雑機能を搭載する厚めのモデルでは徐々に駒が厚くなって、ラグ厚と調和するようになっている。
ステンレスの5711/1A等は上の画像の状態にセットしても自立するが、トップが重すぎる5980/1Rは左右どちらかに倒れ込んでしまうので撮影時には少し工夫をして画像にはかなり加工を加えてある。お暇な方は違和感をヒントに間違い探しをお楽しみください。

18金RG素材の色目は結構赤く見える。21金のセンターローターとの違いがはっきり出ている。正面と側面の画像ではそこまで赤味を感じない。恐らく光の当たり方に加えて、異なるポリッシング手法によって仕上げられた表面状態の違いも大きく影響しているのだろう。実際ノーチラスのポリッシングの多様性は凄い。
シリーズ発売40周年の2016年秋に刊行されたパテック フィリップ インターナショナルマガジン VOL.Ⅳ 2の記事では聞きなれない手法、サティナージュ、ポリサージュ、シュタージュ、アングラージュ、アヴィヴァージュ、サブラージュ、フートラ―ジュ、エムリサージュ、ラヴァージュ、ラピタージュ等の記載がある。全部フランス語だろうけれど、最初の2つがサテン仕上、ポリッシュ仕上ぐらいしか見当もつかないが、ノーチラスの魅力的なナイスバディの完成には飛んでもない手間暇と情熱が注がれているのは間違いなさそうだ。
Ref.5980/1R-001
ケース径:40.5mm(10時ー4時方向)
ケース厚:12.2mm 防水:12気圧 ねじ込み式リュウズ
ケースバリエーション:RGのみ 他にRGストラップ、SS/RGブレス仕様有
文字盤:ブラック・グラデーション、蓄光塗料付ゴールド植字インデックス
価格:お問い合わせください
Caliber CH 28-520 C/522 フルローター自動巻フライバック・クロノグラフムーブメント コラムホイール、垂直クラッチ採用
直径:30mm 厚み:6.63mm(ベースキャリバー5.2mm、カレンダーモジュール1.43mm)
部品点数:327個 石数:35個
パワーリザーブ:最低45時間-最長55時間(クロノグラフ作動時とも)
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)
文責、撮影:乾
此処1年ぐらいでノーチラスとアクアノートの人気がさらに過熱して来た様に思う。それまでは限られたSS(ステンレススチール)モデルだけに集中していたが、そこが無理なら別のSSモデル、それも無理なら18金モデルとまるで連鎖し伝染するかのように人気と飢餓感が、縦に横に広がってきた。さらには女性モデルへもじわじわと影響が出て来ている。恐らく当店だけでなく他の正規店にも同じか、それ以上に希望者が殺到していると思われる。

これに伴って毎日のようにお電話やメールで国内外からノーチラスを中心に在庫確認と予約の可否へのお問い合わせを頂いている。3年ほど前に『あぁノーチラス、されどノーチラス』とのタイトルで一番人気のRef.5711/1A-010(ブラック・ブルー文字盤)の紹介と予約に関する方針めいたものを書かせて頂いた。実は今現在でもこの記事へのアクセスは非常に多い。トータルページビューでは断トツぶっちぎり状態である。この時計への皆さんの情熱が想像以上に熱いのだろう。
あまりにもお問い合わせが多いので改めて当店の方針を説明させて頂きます。まずシリーズ等に無関係で全てのパテック フィリップのモデルに関して順番をお約束する予約はお受けしておりません。ただいつでも、どなたでも店頭に限ってお名前、ご住所とお電話番号等を頂戴するご購入希望の登録は、基本的にご本人様からは受け付けております。ただ販売の優先順位は、過去及び将来の当店でのパテック フィリップご購入実績(本数・金額等)から判断させて頂いております。
年間の入荷本数はモデル毎にほぼ決まっており、実績顧客様からの新たなご希望数が入荷数を上回っているモデルは、実績顧客様であっても全ての方には販売出来ないかも知れません。必然的にご登録だけのお客様への販売はさらに難しくなってしまいます。
この説明で再検討される方も、取り合えず来店され登録される方もおられます。誤解をされては困りますが、たまたま登録のための来店時に店頭で出会った別のモデルを購入されて実績顧客としてウエイティングされ、その後に登録モデルも購入と言う様なケースも無いわけではありません。ただし、決して無理にお奨めする気はありませんし、また時計は無理やり購入するものでもないでしょう。時計や車は"出会いと縁"が大切だと思います。
ご注意頂きたいのは他の正規店様とのダブルブッキング。パテック フィリップ ジャパンと我々正規店との受発注の詳細は控えますが、複数の店舗から同時期に同じ希望者名でのオーダーは受け付けられずキャンセルとなる事があります。明らかにあの店の方が早いと確信めいたものを持てない限り、安易なオーダー店舗の乗り換えにはリスクが伴いかねません。
全てのノーチラスやアクアノートとは言いませんが、今現在の状況が続く限りは全国のどの正規販売店であっても希望モデルのみをピンポイントで購入相談に行かれても難しいのかもしれません。
非常に辛口のお話しが続きました。ところでノーチラスとアクアノート以外のモデルではだいぶ状況が異なります。例えば立て続けに生産中止発表されたカラトラバシリーズも、コレクションの減少からなのか非常に人気が高まっています。しかし現時点なら登録だけでも、ご購入はある程度見込めると思います。ただ今後の生産の縮小や中止等もありますので100%のお約束は出来ませんが・・
ロレックスのスポーツモデルも良く似た状況と聞く。フェラーリ、ランボルギーニやポルシェなどの限定車などの特殊車両も中々簡単には買えないらしい。片方で数年前まで結構売れていたミドルレンジと言われる時計ブランドが全般的にやや苦戦気味である。車も日常の足としての軽はそれなりに売れているらしいが国産普通車はずっと厳しい状況だ。
平成の約30年は日本の社会構造を大きく変えた。一億総中流はとっくに夢まぼろしとなり、貧富まで行かぬとも格差は確実に広がった。国際情勢もゆっくり確実にきな臭くなって来た。当然世界経済も無関係ではない。
高級時計、高級車と言った贅沢品を購入する多数の方が企業経営に携わり今現在資産をお持ちの方が多い。弱いデフレがずっと続いてきたが、もし世界レベルに緊張が走る様な事態になれば一気にインフレに振れる事だって有るから、全額現金での資産保有が必ずしも安心とは言えない。見通しのきかない不透明な近い将来に備える為にも確実に価値を維持し続けそうな投資先を選びたい。あまり大きくなく持ち運びが容易で多少使用しても価値を減じず、ライフが長くて維持費もそこそこで簡単に子孫その他に手渡せて、当局の把握もしづらいパテック フィリップやロレックスの人気高級腕時計がその対象になるのも当然の流れかもしれない。そしてこの傾向はしばらくは続きそうな気がしてならない。
でも投資対象とは全く無縁にパテックを求められる本当の時計好きは確実におられる。その手の方々はカラトラバもグランド・コンプリケーションも気に入ったパテックを購入されスポーツ系に偏り過ぎることが無い。また価格帯に関わらずSEIKOやG-SHOOKの限定モデルも嬉々として購入するし、手に入らないと本気で悔しがる。何時でも愛用の時計や気になっている次のターゲットウオッチについて何でも知りたいと思っている。素晴らしい名経営者も大先生と呼ばれる医療関係者でも、皆さん時計選びを始めると完全に少年の目になっている。そして実際に日常的に使う事が前提なので、装着感、サイズバランスや自分のライフスタイルとの相性をとても大事に考えている。そんな彼らも勿論ノーチラスが大好きだ。ただそれは後付けの資産価値に惹かれているのでは無く、純粋に時計としての魅力にぞっこんなのだと思う。
個人的にはどちらの価値観もありだと思っている。両者のバランスが重要で、あまりにも資産価値ありきになり過ぎると殺伐として『売っても、買っても楽しくない』そんな不幸な展開だけは避けたいものだ。
文責 撮影:乾
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ノーチラスシリーズを除くとメタルブレスレットのモデルが非常に少ないパテック フィリップのラインナップ。その中で唯一メタルブレスとラバーストラップに互換性があって、どちらの設定で購入しても、別売でもう片方を手に入れれば両方をチェンジャブルに楽しめるお得感の有る唯一のモデルがRef.5167/1Aだ。この事は意外に知られていないような気がする。
逆に現在ラバーストラップしか設定の無いアクアノートのトラベルタイムRef.5164のステンレスやローズゴールドモデルに「別途でメタルブレスの調達が出来ないか?」というご相談を受けたりもする。
同様にメタルブレスレットタイプが今年生産中止となったが、両方の設定が有った年次カレンダー等は見た目いかにも互換性があるように受け止められていた。現実は全く互換性が無く"一粒で二度おいしい"と言うわけにはいかなかったのだ。

このモデルは既にブログ記事にしていると思い込んでいた。ラバー製のコンポジットストラップモデルRef.5167Aをずっと前に紹介済みなので、勘違いしていた様だ。元々あまり記憶には自信が無いところに加齢を言い訳にしながら物忘れが酷くなる一方だ。逆に記事にしたモデルを再度撮影するような事もある。ところが不思議なもので2度目もほぼ同じライティング、アングルでボケ加減まで酷似した絵を撮っている。記憶力と違って創造力はそんなに落ちて逝かないのかもしれない。
捉えどころのない8角形のサテン仕上げベゼルからは、この時計デザインが明らかにノーチラス由来の物であることが解る。但し、裏蓋とミドルケースを一体としてベゼル下にパッキンを挟み耳で両者を固定するジェンタ考案の特殊な2ピース構造であったノーチラスと異なり、アクアノートは逆にベゼルとミドルケースを一体化して裏蓋をスクリューバックで捻じ込み固定する一般的なケーシングとメンテナンス性に優れた構造を与えられた。防水性は両者ともに120mでスタートしている。
ノーチラスのデビュー1976年から21年後の1997年にスポーツエレガンスをテーマにケース径35.6mmのRef.5060Aでアクアノートはデビュー。翌1998年には裏スケルトンへ仕様変更されたRef.5066とクォーツのRef.5064A、同時にケース径の小さい婦人用のRef.4960A、さらに38.8mmの当時としては大ぶりなRef.5065Aが一斉にリリースされた。そのブレスタイプRef5065/1Aが下右端で今回紹介の5167/1Aの原型と言える。この他にもイエローゴールドのRef.5066Jなんかもこの年生まれだ。この年のアクアノートは本当に多産だった。しかし今日からすると本当にどれも可愛いらしいサイズだったわけだ。

A、1998年/4960A 29.5mm レディス クォーツ
B、1998年/5064A 35.2mm メンズ クォーツ
C、1997年/5060A 35.2mm メンズ 自動巻 ノーマルケースバック
1998年/5066A、5066/1A(SSブレス)、5066J(YG) 自動巻 裏スケルトン
D、1998年/5065/1A、5065A、 メンズ 自動巻 38.8mm
当時の事をよく覚えていないが人気が有りすぎて一杯バリエーションを増やしたというよりは、市場でのサイズや駆動系統の要望を計る為にテスト的に投入された感が有る。ともあれ人気シリーズとしてのロングセラーを誇り、2007年には現行の第二世代Ref.5167系(ケース径40.8mm)にフルモデルチェンジ。SSブレスレットの5167/1Aは翌2008年に追加設定された。
※正確には5065と同じケースサイズ38.8mmを受け継ぐRef.5165も第二世代仕様で2007年にリリースされたが、2009年には製造が中止されている。
この第二世代へのモデルチェンジの変更点は多々あって、文字盤のエンボス形状とそれに呼応したコンポジットストラップのデザイン、ストラップとケースのアタッチメントスタイル、直線的だったメタルブレスの曲線化、視認性が向上したインデックスサイズ、等々多岐にわたる。変更後の第二世代は明らかにエレガントさが増した。ところがレディスは現在まで世代交代が無い。2004年にベゼルにダイアモンドをセットし、カラフルな文字盤と同色のコンポジットストラップの多色展開でデビューした"アクアノート・ルーチェ(伊:光、輝き)"。ケースは35.6mmへとサイズアップされたが、その基本的なデザイン仕様は20年以上に渡り今も不変である。
個人的な好みで言うとノーチラスもアクアノートも最初はあまり好きでは無かった。巷で大騒ぎされるのが少々不思議で一生腕にする事は無いだろうと思っていた。車も時計も基本的に"トラッドかつ美形でコンシャス"が好きなので、捉えどころが無く、なで肩過ぎる八角形の幅広なベゼルや、有っても無くても落ち着きが悪い印象だった両サイドの"耳"にずっと馴染めないでいた。これは奈良でパテックブランドをスタートさせた4年前でも感じていた事だった。しかし現場で販売を重ね、頻繁に実機を見て触り試着するうちに、そのお多福のような愛想笑いの絶えない顔に惹かれるようになった。さらに顧客様の着用シーンを何度も見ていて、敷居は低いが使い勝手は素晴らしい五つ星ホテルの様な物かもしれない。最高のラグジュアリーを軽やかにカジュアルに楽しめる。それがノーチラスとアクアノートという兄弟時計が持つ最大の魅力だろう。

ノーチラスのブレスレットと異なり結構な大駒かつフレキシブルなので、時計全体をサイドビューで撮るとこうゆう情けないカットになった。ケースについて目視の感じではノーチラス3針5711/1(8.3mm)の方が薄く感じてしまうのだが、実際はほんの少しアクアノート(8.1mm)が薄い。ブレスの厚さは公表値が無いし、手元に実機が無いので比べられないが、これまた感覚的にはアクアノートが少し厚いように思う。尚、ご愛用者様のお話ではメタルブレスとコンポジットのラバーストラップでは重さが相当違うので良し悪しで無く着用感が全く違う様だ。

入荷時の梱包状態。だいぶ前からパテック フィリップ ジャパンでは入荷検品をしていない。理由はあまりにも初期不良が無くて、むしろバキュームパックを開封して検品する事での埃の付着や微細なキズ発生等のデメリットが勝るとの判断による。結果的にスイスの工場で検品後は、仕入れた正規店が最初の開封検品者となる。4年前からの仕入れの中で、微妙なケースを除いて明らかな初期不良は今のところまだ無い。絶対的な検品数が違うので断定的には言えないが、かつて扱っていた優等生なロレックスを今のところ凌駕していると思う。
この時計の最大の欠点は、入手がかなり困難になっている事だろう。しかし当店では一年位前まで、ブレスレット仕様に関してはそこまで注文が殺到していた感じは無かった。今でもノーチラスに較べれば半分以下の問合せ件数だが、全体の底上げ感があって、日々状況はシリアスになっている。近々、そのあたりの現状を整理してご案内出来ればと思っている。
Ref.5167/1A-001
ケース径:40.8mm(10-4時方向)ケース厚:8.1mm ラグ×美錠幅:21×18mm
防水:120m ねじ込みリューズ仕様
ケースバリエーション:SS、SSストラップ(ラバー)仕様、RGストラップ(ラバー)仕様
文字盤:ブラック・エンボス 蓄光塗料付ゴールド植字インデックス
価格:お問い合わせ下さい
Caliber 324 S C
直径:27mm 厚み:3.3mm 部品点数:213個 石数:29個
パワーリザーブ:最低35時間~最大45時間
テンプ:ジャイロマックス 髭ゼンマイ:Spiromax®(Silinvar®製)
振動数:28,800振動
ローター:21金ローター反時計廻り片方向巻上(裏蓋側より)
尚、ムーブについての過去記事はコチラから
PATEK PHILIPPE 公式ページ
参考資料:PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE Vol.Ⅳ No.4
文責 撮影:乾