足音を立てずにやって来た春。梅も寒椿も既に満開。佐保川の土手には早咲きの河津桜がぽっぽつと咲き始め、いつもならばお水取りの頃に摘む、若草山麓の蕗の薹が早くも顔を出し、先日、慌てて蕗味噌を作りました。寒暖差の激しい今冬でしたが、暖冬には違いありません。
お水取りが終わって『奈良に春が来た!』のはずが1ヶ月確実に早くなっています。
寒いのは観光客の来なくなった奈良公園辺り。極寒状態です。コロナウイルスのせいで中国の人は皆目ですし、風評被害で日本人さえ奈良には来ません。昔のように鹿の数の方が多い奈良公園になってしまいました。観光客相手の零細企業はかなり大変みたいです。
カサブランカ奈良の隣りに出来つつある、J.W.マリオットホテルも4月オープン予定とか、早く終息することを祈念しています。
今年の干支は庚子(かのえね)。「庚」は、草木が成長を終えて枯れていく事。「子」は、種の中で芽が出始めようとする事。つまり、今までのことを踏まえて改めつつ、将来を見据えた今後の道を計画する年回りだそうです。皆様の運気が力強く立ち上がりますように...

今年は12年に一度の大幸運期を迎えると言われ、私の人生の中で最も優先する贅沢『旅』を決行することにした岡田です。自分を発見することほどエキサイティングで感動的なことはありません。そこにいる自分を発見するために...ボン.ボワイヤージュ!
独断と偏見de商品紹介ブログ「着物でパテック フィリップ、ショパール」本日もお付き合い宜しくお願い致します。

本日の着物...やや薄く明るめの鶯色の綸子に霞取り小紋文様(高台寺)の帯でカラトラバ4897G-010

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この季節になると必ず取り出してしまう組み合わせ。柔らかく滑らかで光沢があり、文様が浮き出て地紋との陰影で美しく見えるのが特徴の綸子。地紋は卍を斜めに重ねた紗綾型(さやがた)の上に菊、蘭など(四君子)の文様を散らした長久の幸せを願う吉祥文様の着物に、高台寺(寧々の寺)をイメージした霞取り小紋の帯は、優しい気品の漂うクラッシックなコーディネートです。季節に寄り添う美意識、大切にしたい日本人の感覚ですね。移ろいが育てた繊細な美意識は四季のある日本だからこそ。季節に合わせて少しだけ早めのコーディネートは着物を纏う上で私が大切にしている事の一つです。
着物を仕事着にしている私にとって絶対に譲れない条件がいくつか有ります。
①白襟、白足袋、できちんと綺麗に着る、抜け感は出しても着崩さない
➁洗練されたクラッシック、正統派の着こなしであること
③祖父母、母、などから譲られた着物、思いを馳せながら大切に纏う
④格、色、柄、素材、周りとのバランスを大切にしたコーディネート
⑤季節に合わせて少しだけ早めのコーディネートで、お客様をお迎えする...などです。

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プレステージとエレガンスの究極的表現とも言えるカラトラバは1932年に発表されたパテック フィリップの最も象徴的なコレクションです。シンプルでピュアーな美しさと機能性が融合した作品は、時代と共に進歩し発展を続け、新しい特徴を付け加え、洗練されたクラッシックの真髄として今日に至っています。


カラトラバ4897G-010の誰をも上品に演出してくれるグレィシュなシルバーグレーの文字盤に施されたギョウシェ装飾は僅かな光の加減で美しくも気高い輝きを放ち、静かに美しく咲き誇るベゼルを取り巻く72個のダイヤモンド。クラシカルなフォルムに漂う優しい気品。
手巻きのムーブメントが小宇宙を描く端正で優美な時計は、持てることの喜びを授けてくれます。長久の幸せを願って‥